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タイトル
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翼のない天使 |
(原題)
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WIDE AWAKE |
監督
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M・ナイト・シャマラン |
脚本
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M・ナイト・シャマラン |
キャスト
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ジョセフ・クロス、ロージー・オドネル他 |
制作
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1998年/アメリカ |
ジャンル |
ドラマ |
上映時間
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87分 |
評価
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★★★ |
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【 ストーリー 】
ジョシュア(ジョセフ・クロス)は、カトリックの男子校に通う小学5年生。大好きでいつも一緒だったおじいちゃんが死んで数ヶ月たったが、天国にたどりついたかが心配でたまらない。お父さんやお母さんや先生に聞いても、ちゃんと教えてくれない。その答えを見つけるため、ジョシュアはたった一人で神様を探すことを決意する.....。
【 コメント 】
『シックス・センス』(1999)や『アンブレイカブル』(2000)などで人気監督となったM・ナイト・シャマランの実質的なデビュー作。もともと日本未公開の作品ですが、この1年後に公開された『シックス・センス』の大ヒットを受けて、日本でもビデオ化されたのではないでしょうか。
実際、『シックス・センス』以降のM・ナイト・シャマラン監督が持つサスペンスorミステリー的要素を期待すると残念な結果に終わると思いますし、どんでん返し”的要素は一応あるものの全体的には地味な印象です。なおかつ、宗教色が強いとなると日本で敬遠された理由もわからなくもないです。
しかしながら、宗教色についても偏ったものではなく、ある種の普遍性をちゃんと持っていますし、主人公のジョシュアを演じる男の子の演技やかわいらしさもあって、なかなかの秀作ではないかと思います。
物語はいたってシンプル。大好きだったおじいちゃんが死んで数ヶ月。天国に無事にたどりついたかが心配でならない、カトリックの男子校に通う小学5年生の主人公・ジョシュア。親、姉、先生もちゃんとした答えは教えてくれず、逆に彼のことを心配する始末。そんなジョシュアがおじいちゃんの様子を聞くために一人で”神様”を捜し求めた一年間を描いた物語。
本作を観ると、M・ナイト・シャマラン監督の作品を観終わった後に襲われる”驚き”や”めまい”のような感覚は、それまでの伏線がしっかり演出されていればこその結果であると言うことがよくわかります。
子供たちの日常、主人公のとまどいなどが自然に描かれていますし、小さな恋愛や友情なども盛り込んで、観る側をしっかりと画面に引きつけます。
ジョシュアを演じるジョセフ・クロスは『絶体×絶命』(1997)に出演していたんですね。愛らしくて素直で、まさにおじいちゃんにかわいがられる感じ。『プリティ・リーグ』(1992)や『めぐり逢えたら』(1993)のロージー・オドネル演じる教師のキャラクターもいい味出してます。
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