有能な編集者だったウィルは、小説家として第二の人生を歩むべく長年勤めた会社を辞め、妻リビーと２人の娘たちとともに郊外の新居へと引っ越してくる。しかし、引っ越して早々に不審な出来事が続き、娘たちが怯えてしまう事態に。やがてこの家で、５年前に一家惨殺事件が起きていたことが判明する。一連の不気味な出来事との関連を探るため、５年前の事件について調べ始めるウィルだったが、やがて驚愕の事実に直面することになる．．．という物語。

007シリーズのダニエル・クレイグと『マルホランド・ドライブ』(2001)のナオミ・ワッツ主演のサスペンス・ドラマ。監督はジム・シェリダン。家族で引っ越した新居が、一家惨殺事件の舞台だったことから恐ろしい事件に巻き込まれるサスペンス・ドラマ。引っ越し先で奇っ怪な現象に苛まれる、というのは割とよくある展開。結果的にはファンタジーかリアルかに分かれると思うんですが、本作は両方の要素を兼ね備えています。サスペンスとしても成立してますし、家族の絆もしっかり描かれています。同様の作品と比べて特別オリジナリティがあるわけではありませんが、どんでん返しも考えられていて、最後まで飽きずに楽しめます。