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No.302 |
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タイトル
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ラブリー・オールドメン |
(原題)
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GRUMPY OLD MEN |
監督
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ドナルド・ベトリー |
脚本
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マーク・スティーヴン・ジョンソン |
キャスト
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ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、アン・マーグレット他 |
制作
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1993年/アメリカ |
ジャンル |
コメディ |
上映時間
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103分 |
評価
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★★★ |
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<ストーリー>
泣く子も黙るミネソタ州の寒い冬。にもかかわらず毎日ケンカに明け暮れるふたりの頑固じいさんジョン(ジャック・レモン)とマックス(ウォルター・マッソー)。ある日、ふたりの家の向かいにとびきり美人でグラマーな大学教師アリエル(アン・マーグレット)が越してきた。長いこと男やもめのふたりはすぐに一目惚れするが.....。
<コメント>
名優ジャック・レモンとウォルター・マッソーが、ちょっと陽気で、ちょっと意地悪で、ちょっとかわいいおじいちゃんを演じるコメディ。監督は『ミスティック・ピザ』(1988)、『デンジャラス・ビューティー』(2001)のドナルド・ペトリー。幼馴染でありながら昔の女性関係のいざこざから、お互いに年老いたにも関わらずいがみ合いを続ける老人二人。ポンポンと飛び出す軽妙な言葉のやり取りには、結構どぎつい内容のものもあるのですが、ジャック・レモンとウォルター・マッソーの明るくとぼけた雰囲気でやり過ぎない感じに。この二人のコンビは本作の続編の他にジーン・サックス監督の『おかしな二人』シリーズで二作が作られていますが、どれも楽しいですね。誰もが、こんなおじいちゃんになりたい、こんな悪友が欲しい、と思うはず。さすがにアップの場面等では、「老けたなあ」と思いますが、まあそれはしょうがないですよね。逆に、と言うと失礼ですが、向かいに引っ越してきた大学教員アリエル役のアン・マーグレットがかなり若くて美しく見える気がします。
年老いた二人が一人の女性を取り合うというシチュエーションも単純ながら、細かなエピソードや描写が楽しいので飽きません。後半、ちょっとドタバタの部分もありますし、ラストは他にもいろいろと考えられる気もしますが、最終的にエンドロールの前のNG集(ではありませんね、もはやここまで来ると)ですべてOK。二人が楽しんで演じている様子に思わずつられて笑ってしまいます。
音楽の使い方も面白いです。ヤング・ラスカルズの「グッド・ラヴィン」やナット・キング・コールの「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」(珍しい!)等、ここでこれが!みたいな感じでした。二人がアリエルの元を訪れるべく意気揚々と身だしなみを整えるシーンにはなぜかライト・セッド・フレッド(懐かしい!)の「アイム・トゥー・セクシー」が。わざわざゲイのグループの曲をここでかけるセンスにもやられました。 |
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