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タイトル
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グッド・ガール |
(原題)
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THE GOOD GIRL |
監督
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ミゲル・アルテタ |
脚本
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マイク・ホワイト |
キャスト
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ジェニファー・アニストン、ジェイク・ギレンホール他 |
制作
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2002年/アメリカ、オランダ、ドイツ |
ジャンル |
ドラマ |
上映時間
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93分 |
評価
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★★★ |
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【 ストーリー 】
30歳のジャスティン(ジェニファー・アニストン)は平凡な夫(ジョン・C・ライリー)と退屈な仕事の狭間で満たされない日々を送っていた。ある日、同僚の青年(ジェイク・ギレンホール)と恋に落ち、”いい娘”の道を踏み外したジャスティン。人生の岐路に立たされた彼女に待っていたのは、思わぬ結末だった.....。
<コメント>
田舎町で退屈な人生を送っていた主婦が年下の青年との不倫に溺れ、人生を踏み外していく様子を静かに綴った作品。監督はデビュー作『チャック&バック』がインディペンデント・スピリット賞で好評だったミゲル・アルテタ。脚本のマイク・ホワイトとは同作でもコンビを組んでいました。
主演はアメリカの大ヒットテレビドラマ『フレンズ』でブレイクしたジェニファー・アニストン(その後ブラッド・ピットと結婚したことでも話題になりました。結局離婚しましたが...。)。お相手役は個人的に注目している男優、ジェイク・ギレンホール。脇を固めるのはジョン・C・ライリーにティム・ブレイク・ネルソン。個性的なキャスティングです。
脚本自体はよくあるドロドロの不倫モノ、言ってしまえばそれまで。それぞれの登場人物が語るそれぞれの状況と感情。この中の誰に感情移入してしまうかで作品そのものの評価も分かれるでしょう。それもこういった類の作品によくあること。しかし、個人的には、”単なる不倫モノ”で割り切れない印象も残りました。パッケージにも本作を”コメディ”と呼んだり、”ブラック・コメディ”と称する記載がありますが、これはまさにコメディとシリアスの狭間のドラマなのだと思います。そして、主人公の人生の転換や行く末を眺めるだけでなく、私たちの誰もが持っている善と悪の感情を揺さぶろうとしているのではないでしょうか。
主役の二人を始め、個性派のサブ・キャラクターもみんないい味を出していて、映画として、作品として、きっちり見せているのですが、主人公の独白形式も中途半端で、ものすごい悪者が出てくるわけでもない。監督と脚本家は、無理やり善と悪のバランスをとっているように思います。主人公ジャスティンの倦怠、ジェイク・ギレンホールの情熱、夫の優しさ、友人の尊厳、私たちは実は肯定も否定もできないのかもしれません。そして、それこそが人の営みであり、それぞれの人生なのでしょう。
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