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No.319 |
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タイトル
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チェンジ・オブ・ハート |
(原題)
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A CHANGE OF HEART |
監督
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アラン・メッツガー |
脚本
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スコット・スワントン |
キャスト
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アンドリュー・マッカーシー、テリ・ポロ他 |
制作
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1998年/アメリカ |
ジャンル |
ドラマ |
上映時間
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91分 |
評価
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★★ |
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<ストーリー>
子供に恵まれないキース(アンドリュー・マッカーシー)とキム(テリ・ポロ)は、養子縁組によって子供を授かることになった。ゴルフやフットボールに夢中になり、それまで養子に無関心だったキースも次第に子供への愛情を知り、二人は幸福の絶頂を迎える。しかしそれも束の間であった。妻のキムが子宮ガンを宣告されたのである.....。
<コメント>
「養子縁組斡旋」という、いかにもアメリカ的テーマを扱ったドラマ。アメリカでもめずらしい(らしいです)、片親の”父親”が子どもの親権を得るべく法廷で戦う物語。実話がベースになっているそうです。
主役の父親役を演じるのは、『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』(1986)、『セント・エルモス・ファイアー』(1985)などで、80年代の青春ドラマで存在感を放っていたアンドリュー・マッカーシー。監督はテレビシリーズを数多く手がけているアラン・メッツガー。
養子縁組にまつわる法廷ドラマと、主人公の父親の成長の物語、二つの側面を持った作品です。実話がベースということですから、父親の成長という点については、実際にはどうだったんでしょうね。何か原作のようなものがあるのでしょうか。それでも、アンドリュー・マッカーシーが、少し幼く、少し気が弱く、それでいて子供が出来たことをきっかけに親としての自覚に芽生えていく主人公を誠実に演じていて好感が持てます。
子供のために成長した父親、やっと恵まれた子供のために病と闘う母親、自分だけのものではない人生を真っ向から背負っていく姿は強く、美しいです。それぞれの両親との関係もしっかり描かれていて、いろいろ考えさせられます。ただ、”あえて”なのかもしれませんが、地味で淡々とした演出が少し残念。
ちなみに、養子に選ばれた子どもが明らかに東洋系なのですが、これも実話に即したということなのかもしれませんが、日本人からすると、明らかに自分たちと違う人種でいいの?と思ってしまいます。養子縁組斡旋のシステム的な問題でなければ、向こうでは一般的なことなのでしょうか。いずれにしても大きなお世話だと思いますが。
さらに、この子供はそれなりに(失礼...)かわいいのですが、作中ではあまり父親に馴染んでない感じがしてしまいました。これもリアリティを狙ったのかもしれませんが、もうちょっとなついていてもいいのになあと。これまた余計なお世話ですね。 |
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