No.405
タイトル
BOYS
(原題)
BOYS
監督
ステイシー・コクラン
脚本
ステイシー・コクラン
キャスト
ウィノナ・ライダー、ルーカス・ハース他
制作
1996年/アメリカ
ジャンル 恋愛ドラマ
上映時間
86分
評価

【 ストーリー 】
寮生活に嫌気が差していた高校生ジョン・ベイカーJr.(ルーカス・ハース)は、ある日草原に倒れていた女性パティ・ヴェア(ウィノナ・ライダー)を助ける。ジョンはとりあえずパティを自分の部屋に連れていくが、目を覚ました彼女は医者に行きたがらないし、自分のことを”ルイーズ”と名乗るなど、謎が多い。しかし、好奇心旺盛なジョンはそんなパティに惹かれていく.....。

<コメント>
ヒッピーを両親に持ち、名付け親はティモシー・リアリーという、個性派女優ウィノナ・ライダー主演のサスペンス要素を取り入れた恋愛ドラマ。相手役は『刑事ジョン・ブック/目撃者』(1985)の目撃者の少年役を演じたルーカス・ハース。こんなに大きくなりました。

ちょっと大人になるべく背伸びした高校生と素性の分からない謎の女の恋物語。
親との確執や男子寮の堅苦しい生活に縛られた主人公ジョンにとっては、出会った女性に謎が多ければ多いほどよかったのでしょう。さらにその女性がかわいらしさと美しさを兼ね備えていたわけですから、これはもう後に引けません。寮の友人たちをおもむろに振り切りながら、恋愛へと突っ走ります。その様子が幼いけれど一途さを感じさせていいですね。寮の友達たちはかわいそうだけれど...。ウィノナ・ライダー演じるパティも、戸惑いながらもその一途さに惹かれていきます。このあたりの心境がもう少し深く描かれていればよかったのですが。ジョンと親との確執もさほど掘り下げられず、父親役を演じるクリス・クーパー頼み(まあまさに適役ですが)。

一応、サスペンスの要素が絡んでいて、過去の物語がフラッシュバックするような形で並列されているのですが、成功しているとはいえず、あまり意味は感じられません。ストーリー的にも破綻していたり疑問に思ったりするところもちらほら。もちろん”やっつけ”で作ったわけではないのでしょうが、せっかくの設定がもったいない。もっとパティの謎を効果的に見せられたのに、と。

音楽を担当しているのは伝説のバンド、ポリスのドラマーであり数多くの映画音楽も手がけているスチュワート・コープランドでありながら、使い方に何とも言えない違和感が。いや、選曲はさすがなんですが...。
残念ながら大人向け『小さな恋のメロディー』とはいかなかったようですが、年上の女性+若い男の子というシチュエーションが好きな方は楽しめるかも。

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