No.7
タイトル
心の棘
(原題)
A THORN IN THE HEART
監督
アルベルト・ラトゥアーダ 
制作
1986年/イタリア、フランス
ジャンル ドラマ
上映時間
95分
評価
★★
<ストーリー>
ポーカーに明け暮れる青年ウィル(アンソニー・ドロン)は、ある日、駅で美しい女キャシー(ソフィー・ドゥエス)と知り合う。2人は何度かデートを重ねるが、どこかミステリアスな彼女はウィルの思うようにならず、やがてメモを残して姿を消してしまう。ウィルは彼女を追い求め、彼女と関係のある人々を訪ねて回る。そして彼女の過去が徐々に明らかになる........。


<コメント>
日本でも根強い人気を誇る俳優アラン・ドロンの息子アンソニー・ドロン(顔はあんまり似ていないような気がします。ちなみに母親はナタリー・ドロン)のデビュー作。謎の美女とそれを取り巻く男達との愛憎の物語。監督はイタリア出身のアルベルト・ラトゥアーダ。基本的には恋愛物語ですがミステリーともサスペンスともいえる味付けがされています。

アンソニー・ドロンの演技は正直言ってあまりよくないです。淡々としていて感情の起伏がわからない感じです。ギャンブラーという設定なのでひょっとしたら役作りかもしれませんが。全体的に線も細くて、存在感という意味では多少物足りない気がしました。見た目はそんなに悪くないと思いますけどね。眉毛もりりしくて、お父さんより優しそうな感じがします。
この映画の見どころはやはり謎の女を演じるソフィー・ドゥエスの美しさではないでしょうか。私は彼女の作品を初めて見ましたが、田舎者っぽい純真さを備えつつ、女としての幸せを求めながらも結果的に男達を振り回してしまう小悪魔的なキャラクターを見事に演じていると思います。最初は行動にも謎が多く、確信犯的な感じを受けますが、話が進むにつれ本質的な部分が徐々に出てくるのが良いです。他に出演作はあまり無いようなのが残念です。

全体的にちょっと間延びした感じはしますが、終盤はそれなりに緊張感も高まります。個人的にはラストはちょっと拍子抜けしました。しかし脚本自体はそんなに悪くないので、演出がもっと冴えていれば、恋愛ミステリーものとして良い作品になったのではないかと思います。ロマン・ポランスキー監督なんかがリメイクするとすごい作品になったりして。

舞台は北イタリアですし、ヨーロッパ映画が好きな方であれば、映像的にも、また、ラブ・ストーリーとしてもそこそこ楽しめる作品だと思います。

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