『コーヒー&シガレッツ工場』

て、2005年最後の配信です。本年もご覧いただきましてありがとうございました。ここ数年は毎年、「今年はもっと映画館に足を運びたかった」と後悔しており、今年もまた状況は同じなのですが、とりあえず1年間で印象に残った作品を。
本年度No.1を選ぶのは楽ですね。とにもかくにもジム・ジャームッシュ監督の『コーヒー&シガレッツ』。これに尽きます。もともとジャームッシュ作品が好きなのに加えて、彼のユーモアが余すところなく表現された作品とくれば文句なし。DVDも相変わらず見てます。我ながら好きだなあと。モノクロ作品が好きだというのも個人的に再確認しました。その他の作品では『チーム★アメリカ/ワールドポリス』、『ウィスキー』、『MOOG』、『ブコウスキー:オールドパンク』、『チャーリーとチョコレート工場』あたりでしょうか。『マゴニア』、『ティム・バートンのコープスブライド』、『ドミノ』、『ジャマイカ 楽園の真実』等、見逃している作品も多いのであんまり意味はない気がしますが。『ダニー・ザ・ドッグ』に関しては映画はさて置き、マッシヴ・アタックのサントラはさすがの出来でした。
「D−Movie」でご紹介した中では、『河』、『恋人たちの食卓』とどちらかと言うと対極に位置する台湾映画の名作を見て、あらためてその素晴らしさを感じました。この2作から伝わってくる”表”と”裏”ということ。そして”リアル”ということ。個人的にはこの”リアル”ということが結構重要なキーワードで、ドキュメンタリーを始めとしていろんな意味で”リアル”な作品に惹かれる傾向があるなと。ただ、昨年ベストに選んだ『ビッグ・フィッシュ』と言い、今年の『チャーリーとチョコレート工場』と言い、さらに『バットマン・ビギンズ』も嫌いでないとか、どうやらティム・バートン監督に関しては例外のようです。彼のセンチメンタルな部分が十分に発揮されれば(そうでない作品もありますが...)、”死んだ花嫁”ですら、リアルに感じてしまうかもしれません。
ということで来年もよろしくお願いします。ではではみなさん良いお年を。

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