『アウェーということ』

away(=アウェー)。ヤフー辞書で意味を調べてみると、「(ある場所から)離れて、去って。よそへ, わきに, 別の方向に」等とあります。主にスポーツでは「相手の本拠地」「敵地」という意味で使われますね。
最近思うのが、”自分の得意とする場所でない”という意味での”アウェー”に身を置くことの大切さ。仕事に限らずすべてにおいて、です。思えば日本人として日本で暮らしているだけでは、日常生活においてあまりアウェーという環境に遭遇しませんよね。しかし、自分が本来そこにいるべきでない場所、環境に立ったときに、自分が何を考え、どう行動するかがクローズアップされると思うんです。周りの人を誰も知らないとか、自分に不利な環境にいるとか、そういう場合にその人そのものが試されるのではないかと。

趣味と仕事の違い、素人とプロの違いと言ってもいいかもしれませんが、その差もこういうところにある気がしますね。つまり、自分が好きなときに、好きな場所で、好きなことをやるだけであれば、モノ作りであれ料理であれ音楽であれ、素人でもプロ顔負けの結果が出せるかもしれません。 しかし、時間、場所、素材、道具等々の条件が整っていない、揃っていない、ある意味”アウェー”な環境ではどうでしょうか。そういう状況でもある一定の(ちゃんと要求通りの、もしくはちゃんとお金をいただくに値する)クオリティを維持できる人が”プロ”であると思います。プロであるかどうかということはさておき、いずれにしても自分にとって不利な状況で現れるのが自分の本来の実力であり、姿であると思います。そして、そういう経験を重ねることによって実力も人間性も良い方向に積み重ねられていくはずです。
人間、いつまでも初心を忘れずにいること、向上心を持ち続けることは難しいです。だからこそ、自分を出来るだけアウェーな環境に身を置くよう心がけねば、と思います。そうは言いながら実行するのは大変だけど。

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