『コーヒー&DVD』

”今月ついに発売されたジム・ジャームッシュ監督の最新作『コーヒー&シガレッツ』のDVDを買いました。嬉しすぎます。全部で11のエピソードからなっているのですが、DVDだと観たいエピソードが簡単に選べるので、暇があると適当に選んで見ている状態です。仕事が進みません(笑)。

初回限定版ということでいろいろおまけが付いていました。ポスターにポストカード、それとお約束の特典映像。特典映像はジム・ジャームッシュ監督へのインタビューやビル・マーレイの未公開シーン等です。インタビューは9分と短めでしたがそれでも楽しめましたね。
ジャームッシュ監督がインタビューの中で「今回実現しなかったキャスティング」について話す部分があるのですが、まず挙げられたのが”ハワード・コセル”&”ジョーイ・ラモーン”!!!。ハワード・コセルはアメリカでも人気のスポーツ・キャスターで、映画『アリ』(2001)ではジョン・ボイドが実際にコセル役を演じています。ジョーイ・ラモーンは知る人ぞ知る元祖パンクバンド・ラモーンズのフロントマン。うーん、見てみたい。他にも映画監督のサミュエル・フラー(『最前線物語』(1980)等)&ビリー・ワイルダー(『アパートの鍵貸します』(1960)等)、ジョニー・デップ(ジャームッシュ監督の『デッドマン』(1995)に主演)&ジュリー・クリスティ(『ドクトル・ジバゴ』(1965)等) なんかを挙げていました。ホント面白いセンスしてますね。

キャスティングももちろん、今回あらためてDVDを観て思ったのは、選曲の良さ。ただ単に使われている曲が良いという意味ではなくて、キャスティングとのマッチングが素晴らしいんです。これは先述のインタビューでもジャームッシュ監督が言っていたことですが、イギー・ポップとトム・ウェイツのエピソードにハワイアンが似合うなんて!!!こんなの他に誰が思いつくでしょうか。まあ、彼の作品において映像と音楽の組み合わせの妙は今更言うまでもないことですが。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『デッドマン』等、音楽と切り離せない作品でした。
いずれにしても監督の頭の中にはいろいろとキャスティングの組み合わせがあるようなので、ぜひシリーズ化して欲しいですね。さて、また観るか。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送