『迷惑というリスク』

日あたりに換算すると、おおよそ80〜90通ぐらいですね。多い時は100通を超えます。私が受け取る「迷惑メール」の数です。
ほとんどを占めるのがアダルト・出会い系関連のメール。その次が何らかの商品を販売しようとするもの。後はいろいろ。どれも自分から進んで受け取っているものではありません。もちろんウィルス対策ソフトはちゃんと入れていましたが、気がつくとこういう状態になっていました。まあ仕事柄メールアドレスも6つほど管理しているということもあるのかもしれません。最初のうちは単純なメールが多かったのですが、最近では手口も巧妙になってきました。。メールのタイトルもモロにそれとわかるようなものならすぐに削除できるのですが、「お久しぶりです」「担当の件」「Re:お疲れ様です」「Re:ご注文の件」等になってくると、仕事のメールと区別が付かないんですよね。また、内容も「(あなたから)メールを受け取ったがどういうことか」とか「地域の掲示板の書き込みを見ました」みたいなものも多く、判断に困ります。こういう類のものはおそらく、返事をするとメールアドレスが生きている(使われている)ことがわかり、さらに迷惑メールが送りつけられてくるんでしょうね。

インターネットが発達する以前から、私たちは新聞の折込チラシや電話の勧誘等、さまざまなメディアを通じた犯罪に直面してきました。しかし、そのリスクは、インターネットを始めとするメディアの進化に伴って、ますます拡大しているように思います。
私が一日に受け取るまともなメール(?)はおおよそ20〜30通ぐらいですので、結局7〜8割ぐらいのメールを嘘と決め付けて(もちろん確認していますが)接していることになります。うーん、毎日こんなに嘘の情報を受け取る社会って何か正常じゃないですよね。だったら、メールなんてやめればいい、という事なんですが、特に仕事の連絡手段として一般化してますからねえ。それとこういうやり口は他のメディアでもたくさんありますから。
メディアからの情報を表面的に受け取るのではなく、内包された意味や意図を読み解く力、いわゆるメディア・リテラシーはとても大事。これからの社会を生きる上でさらに重要度を増してくると思います。しかし、それ以前に、そもそもそういうメディアを介したリスクの高い社会、とにかく人を疑ってかかることが求められる社会って何かおかしい、という”当たり前”の感覚を忘れないことも必要な気がします。

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