『交錯と断絶』

、東京・渋谷駅からすぐの複合ビル「渋谷マークシティ」の一角のスペースにて「渋谷アコースティックライブ Vol.1」というライブイベントが行われています。これは地元・渋谷中央街さんと世田谷テレビを中心としたミュージシャン・ネットワークによる音楽イベントで、渋谷から独自の文化を発信すると共に、渋谷駅周辺の環境浄化を図るという目的のもと、毎日開催されています。
私は直接関わっているわけではありませんが、うちのギャラリーによく来てくれるミュージシャンたちが中心となっているので、個人的に自分のWEBでの紹介等をさせていただいています。

街の活性化のみならず、今回のようにさまざまな理由からイベントを行いたいと考えている商店街は多いでしょう。しかし、イベントを開催すること自体、容易なことではありませんし、さらにそのイベントを継続させるとなるとこれは大変な労力を要します。開催にしろ、継続にしろ、最大の問題は”人”だと思います。今、世の中にあるいろんなイベント、プロジェクト、NPO等、地域コミュニティをベースにした組織や団体のほとんどは人材不足に悩んでいるはずです。このような活動は”個人の想い”が出発点になっていることが多いわけですが、ある程度ちゃんとした活動を行うためには、個人レベルを超えた組織が必要となってくるからです。で、この組織作りとその運営というのがめちゃくちゃ難しい。もともとこういう活動を起こす人は普通の人よりかなり熱い”想い”を持っています。なので、なかなか同じように強いレベルで”想い”を共有できる人がいない。もしいたとしても、細かな部分の思想まで同じとは限らないので、結局意見の相違が出てくる。結構よくあるパターンだと思います。
そういう意味では、今回のライブイベントは文化発信と環境浄化を目的とする商店街と、渋谷という東京を代表する街で堂々と路上ライブができることを喜ぶミュージシャンたちとの思惑がうまく一致しているのではないかと思います。
しかし、このイベントの様子を現地で見て一番勉強になったのは、そういう両者にメリットのある関係の強さではありません。それに関してはちょっと次回にお話したいと思います。すみません。

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