『記憶に残る台詞』

画を見ていると、ずっと心に残るような印象的な台詞に出会う時ってありますよね。個人的にもいろいろありますが、パッと思い浮かぶのは、デヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』(1995)のラストの言葉。
「ヘミングウェイが書いていた。”この世は素晴らしい。戦う価値がある”と。後半の部分は賛成だ」
『セブン』は映画自体が強烈だったせいか、台詞も結構覚えているんですよ。
「俺はもう、無関心が美徳であるような世の中はうんざりだ」
「もし子供を生まないつもりなら、妊娠は(旦那に)内緒にしろ。だが、もし子供を生むつもりなら精一杯甘やかしてやれ」
これらはいずれもモーガン・フリーマン演じるサマセット刑事の台詞で、まあ、彼が言うからより一層優しさを感じさせると言えなくもないですが。

最近、米国映画協会(AFI)が、”最も記憶に残る映画のセリフ”というのを発表したのでご紹介しておきます。
見事1位に選ばれたのは、古典的名作『風と共に去りぬ』(1939)でクラーク・ゲーブル演ずるレット・バトラーの言葉。
「知らないね、勝手にするがいい」
(Frankly, my dear, I don't give a damn.)
2位は『ゴッドファーザー』(1972)でのマーロン・ブランドの台詞。
「ヤツが断れない申し出をするつもりだ」
(I'm going to make him an offer he can't refuse)
3位は同じくマーロン・ブランドの台詞で『波止場』(1954)から。
「お前はわかっちゃいない!オレはもっと上品な男になれたかもしれない。挑戦者になれたかもしれない。今みたいなクズにならずにすんだかもしれないんだ」
(You don't understand! I coulda had class. I coulda been a contender.I could've been somebody instead of a bum, which is what I am.)
だそうです。
原文と翻訳のニュアンスの違い等もあるのかもしれませんが、いずれにしても、あまり日本人にはピンとこない感じがしますが...。

ちなみに、映画ではありませんが、最近出会った中で心に響いたのは、マヤ・リン(1959〜)というアメリカの芸術家・建築家の言葉。
「To fly we must have resistance.」
(飛ぶには抵抗がなければならない)
特にトラブルに見舞われた時等、この言葉を思い起こすとやる気が出ます。
それにしても郵政民営化に関してはちょっと抵抗が強すぎるような気がしますが...。小泉首相はこの言葉を知るや否や。

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