『美術館アンケート』

日、朝日新聞の土曜日版に「ミュージアム」をテーマにしたアンケートが載っていました。対象者は2819人。なかなか興味深い結果だったのでいくつかご紹介します。

「この1年間にミュージアムに行きましたか?」
(はい:71%、いいえ:29%)

「入場料はいくら程度ならいいですか?」
(1000円以下:53%、1500円以下:25%、500円以下:13%、いくらでも:5%、招待券でないと行かない:4%)

「ミュージアムに望むことは?」(複数回答、上位7つ)
(料金を下げて:758人、開館時間を夜9時ごろまでに:462人、スタッフによる解説の機会を:343人、混雑予報、混雑情報の発信:287人、レストランやショップの充実:255人、西洋名画に偏らない企画を:164人、早朝の開館を:141人)

あくまでもアンケートの結果ですから偏りはあると思いますが、年間に1回でも美術館に足を運んだ人が71%というのは、結構いるんだなあと思いました。反面、”ミュージアムに望むこと”にはさすがに結構難しい内容が並びますね。
東京都の公立美術館は企画展に対する補助金の打ち切り等から、入場料収入を確保するためにイベント会場化している、というような記事も新聞で見かけましたが、公・民営を問わず、美術館もサービスを問われる時代なのでしょう。

ちなみに映画に関しては、総務省の家計調査によると年間の映画・演劇に対する支出金額は昭和60年以降ずっと右上がりで、同年を100とする指標では平成16年度には倍になっているそうです。映画に関しては、テレビやドラマの連携からヒット作が生まれていること等が要因としてあるようです。確かにここ数年だけ見ても、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』、『スパイダーマン』シリーズ等々、毎年それなりにヒット作ってありますよね。ただ、映画はメディアなので、今後日本でも貧富の差の拡大等の要因によって、政治や宗教をはじめ、何らかの意図を持ったものがさらに増える気がします。特定の思想やメッセージを伝えたり、逆に覆い隠したりね。それでも、近年公開された『らくだの涙』や『スーパーサイズ・ミー』等のドキュメンタリー作品や社会問題をテーマにした『海を飛ぶ夢』等を見ていると、まだまだ映画の可能性や必要性を感じますね。
とは言いながら、個人的には、もっと無料の美術館が増えて欲しいし、以前このコラムでも述べた通り、映画は1本千円ぐらいになって欲しいなと...。わがままだなあ。

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