『No』

よいよイギリスのロック・バンド「ニュー・オーダー」の4年振りのニュー・アルバム「ウェイティンング・フォー・ザ・サイレンズ・コール」が発売になりました。光速買いです。
前作「ゲット・レディ」(さらに前作より8年振り)が発売された時もその健在ぶりに驚かされましたが、今回もまた同じ。この人たちの精神構造は一体どうなっているんだろう。いつまでも少年の心を失わないって、口で言うのは簡単でも実際にはそうできることではないと思います。しかし彼らの場合は別。音的にも進歩しながら、なおかつ大事なものを失わずに、これだけ長く音楽の最前線にい続けることのすごさ。彼らの音楽はロックとダンスを融合させたという言い方もできますが、私はデジタルとアナログを融合させた、という気がしています。クールで無機的、でもどこかセンチメンタルでか弱い。しかし、自分たちのスタンスは変わらないし、へたくそでかっこ悪いステージパフォーマンスも含めて、逆に芯の強さを感じさせる。結局ポジティブっていうことだと思うんですよね。こちらの精神状態に関わらずいつでも聴きたくなる音楽です。時に感傷的でときに攻撃的でさえある。稀有なバンドです。

それにしても、日本盤の特典。うーん。ファースト・シングル曲「クラフティー」の日本語バージョン。んんん。ワーナー・ジャパンによると、”前作『ゲット・レディー』を発売して16年ぶりに訪れた日本(フジ・ロック・フェスティバル2001)でファンから熱烈大歓迎を受けたことが今でも忘れられないほど嬉しくて、(ヴォーカルのバーナード・サムナーの)「日本のファンのために何か特別なことをしてあげたい。」という気持ちからこのアイディアが生まれた”とのこと。このフジ・ロックのステージは私も見ましたが、何でこんなに人がいるの?という程の賑わいでした。確かにあれだけ人が入ると嬉しいだろうなあ。まあ、こういうおバカなところも含めてこのバンドの良さなんですが...ちょっと”余計”な気がします。バーニー、ごめん。でもアルバムは最高でした。

・ワーナー・ミュージック・ジャパン
http://wmg.jp/artist/neworder/WPCR000012017.html

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