『勝ち負けのバランス・前編』

日、ある友人と話をしていて「”写真”には2種類あるよな」ということになりました。ひとつは構図や色彩、その他の要素等から一瞬にして吸い込まれるような力のある写真。もうひとつは、パッと見は地味で特に興味を引かれるわけではないけれど、何度と無く見ているうちに不思議と心を鷲掴みにされる写真。かなり乱暴に言ってしまうとその2種類になるのではないかと。さらに荒っぽい言い方をすると、前者は長い間見ていると飽きてくるのですが、後者は観れば見るほど味わい深く忘れられない写真になる。もちろん、そうでないものもあるでしょうし、どちらがいいということではありません。ここで言いたいのは、”バランス”。どんな物事にも一長一短があり、結果的にバランスが取れているということ。またそのバランスは、長期的に見れば見るほど、平均的なところに集束していくということ。これ写真に限らず、どんな場合にでも大体当てはまると思うんです。結構信じている持論なんですよ。で、さほどはずれない。”運”の総量も長い目で見れば人間ほとんど変わらない、なんて言いますね。心理学者の河合隼雄さんは著書「こころの処方箋(新潮文庫)」の中で「ふたつよいことそうないものよ」と書いていらっしゃいます。何事も良い面と悪い面があるということです。やっぱりこういう考え方って正しいと思うんですよねー。
特に思うのは勝ち負けについて。これちょっと次回にまわします。

ちなみに友人で写真家の鷲尾和彦氏が自身のホームページをリニューアル。そのダイアリー(2004.08.13)の中で私とギャラリーのことについて書いていくれています。だから、というわけでもありませんが、こちらでも紹介(笑)。いい写真がたくさんあるし、上品な色使いが美しいサイトなのでぜひご覧ください。
http://www.washiokazuhiko.jp/
前述の話で言うと、個人的には鷲尾氏の写真は後者に当たると思いますが、もちろんインパクトの強い写真もあるわけで、そのあたりについてはみなさんそれぞれお楽しみください。ということで、次回に続きます。

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