『銀行とカラオケ』

UFJグループは7月14日午前の臨時取締役会で、三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合に向けた交渉に入る方針を決めたそうです。三菱東京側もこの申し入れを「前向きに検討していく」とのこと。UFJは名前をかっこよくしても結局中身は何も変わらなかったんですかね。
ちょっと古い記事ですが、6月9日付の朝日新聞の東京版に掲載されていた江上剛氏のコラム『街かど経済散歩』を思い出しました。タイトルは「銀行支店の後釜」。”吉祥寺を歩いていたらカラオケの入居したビルを見かけた”ことを皮切りに、「最近、合併やリストラで多くの銀行の支店が廃止になり、街の様子が一変している」と言及(逆に言うとそもそも銀行の数も支店の数も多すぎったってことなんだと思いますが)。さらに近年の銀行の統廃合の数字を挙げられ、「後釜を決める際には、商店街とよく相談することを望みたい。派手な看板のカラオケビルはちょっとね...」と締めくくられていました。まさにおっしゃる通り。最近、私がずっと住んでいる三軒茶屋のメインの交差点にもできたんです、カラオケビルが。もともとはご多分に漏れず銀行のビルでした。ビルの1階から4階まで届くほどの大きさの、真っ赤でド派手な看板がどうにも居心地悪いんですよね。
おそらく、銀行に限らず、後釜に何が入るか、なんてことに関して住民との話し合いなんてされてないんだろうなあ。まあ、されていても反映されるとも思えませんが。ビルだけではなくて、商店街の店舗も相変わらずスクラップ&ビルドが進み、いろんなチェーン店が出店してます。少なくとも、商店街への店舗出店に関しては、商店会なんかを中心に付近に住む住民たちで話し合って、皆が必要とするお店を誘致するとか出来ないですかね。”手作りパン屋”とか”沖縄料理屋”とか”創作カレー屋”とかね。みんなが欲しがって、なおかつ、商店街のお店とは競合しない業種って探せばあると思うのですが。若い人で新しいお店を出したがっている人もいると思いますし。このままいくと三軒茶屋はどんどん”街”じゃ無くなっていく気がします。
ちなみに真っ赤な看板のカラオケビルのはす向かいのこれまた銀行が1階に入っていたビルが現在建て直し中なんです。何が入るのかなあ。まさか...。

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