ビデオニュース・ドットコム代表でジャーナリストの神保哲生さんの講演「メディアの現状とインターネットTVの可能性」を聴いてきました。神保さんによると、日本のメディアは他の先進国と比べても”最低”で、日本には”ジャーナリズムは存在し得ない”とのこと。競争原理の全く働いていない構造、モラル低下等の問題を伺っているうちに、私も「!!!これはマジでやばい」と思いました。
詳細に関しては、せっかくですから日本初のニュース専門のインターネット放送局であるビデオニュース・ドットコムのサイトからご覧いただくとして、今回お伝えしたいのは、当日会場にもいらっしゃっていたマッド・アマノさんの企画の話。
マッド・アマノさんは”パロディ”という手法を使って社会のさまざまな問題に切り込んでいらっしゃる方で、特に政治をネタにした作品は切れ味もするどく、胸のすく黒い笑いを提供してくれます。そのアマノさんが今企画していらっしゃるのが、「マイケル・ムーア監督に"HIROSHIMA-NAGASAKI"(仮称)のドキュメンタリー映画を製作してもらおう運動」。ムーア監督が処女作「アホの壁 in USA(邦題)」(柏書房)のまえがきで「俺はな、君らが世界でただ1国、実際に核攻撃を受け、多数の犠牲者を出した国の国民として、君ら日本人こそが、世界を核のない未来へ導いて行ってくれるのを期待しているんだ」と語ったことを受けて企画されたものです。いいですねえ。確かに彼なら非常にインパクトがあって、リアリティもある作品を作ってくれるかもしれません。ある程度の署名が集まり次第、ムーア監督に送り、映画製作を強く要請するとのことで、現在サポーター募集中らしいです。ご興味のある方はぜひ。