『眠れない夜は・2』

V番組『ベストヒットUSA』の話。続き。
この番組を見ていて楽しいところは、まずヒット・チャートを軸に昨今の音楽事情がわかるということだと思いますが、小林克也氏のリアルなコメントも見逃せ、いや聞き逃せません。これって要するに”音楽通のおっちゃんと喋っている感覚”なのではないでしょうか。今回はここ2,3週の放送から面白かったエピソードを抜粋してご紹介します。

■小林克也氏のコラムから
5月12日放送の小林克也氏のコラムによると、アメリカの雑誌『Blender』誌が行った”歴代ワーストソング50”の投票結果で、第1位は80年代のポップ・ロック・バンド、”スターシップ”のヒット曲『We Built This City/シスコはロックシティ』らしいです。その理由は「ロックの商業化を批判する一方で商業路線を走っているから」とのこと。さらに『Blender』誌の編集者は“愚かな歌詞”とも話しているらしく、こき下ろされてますね。でも、この結果は納得された方が多いのではないでしょうか。”ジェファーソン・エアプレイン”→”ジェファーソン・スターシップ”→”スターシップ”とバンド名の変更に伴い、どんどんポップになっていったとは言え、もともとは『ホワイト・ラビット』なんていうマリファナやLSDによるトリップ感覚をサウンド化する等、フラワー・ムーヴメントの中心的存在だったわけですから。ちなみにベスト3は以下の通りです。

1位 スターシップ / We Build This City (シスコはロックシティ)
2位 ビリー・レイ・サイラス / Arch Breaky Heart
3位 ワン・チャイ / Everybody Have Fun Tonight
もっと知りたい方はこちらかどうぞ
http://www.blender.com/articles/article_819.html

■同じ誕生日
復活後のベストヒットUSAでは、同じ誕生日のアーティストを紹介しています。5月8日放送で紹介されたのは、アース、ウィンド&ファイアーのヴォーカリスト”フィリップ・ベイリー”とヴァン・ヘイレンのドラマー”アレックス・ヴァン・ヘイレン”、フリオ・イグレシアスの息子”エンリケ・イグレシアス”。皆5月8日うまれだそうです。なんてことは無いデータですが、ふーん、とうなづいてしまいます。
それにしても、フィリップ・ベイリーはもう53歳とのこと。そーかー...。

■リクエスト
番組のラストでは視聴者からのリクエストによるミュージック・ビデオを流しています。これも嬉しいコーナーですね。5月12日の放送ではプログレ・ポップバンド、エイジアの『ドント・クライ』がリクエストされていました。リクエストされた方のコメントに「エイジアが出てきてプログレロックも地に落ちたりと言われましたが、エイジアのポップ路線は目からうろこで衝撃はすさまじく、インパクトのあったバンドだと思います」とありました。高校時代にプログレにはまっていた私にとってこのコメントは笑えました。確かにそう思います。久しぶりにエイジアを聞き直してみるかなー。それにしてもビデオはこれでもか、というぐらいショボかったです。ああ、80年代。

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