『良いシャカイ』

”暮らしやすい社会”とか、”住み良い社会”とか、もしくは単純に”良い”社会、ってなんだろうと考えると結構難しいですね。ある人には福祉が充実していることだろうし、ある人には治安が良いことだろうし、ある人には税金が安いことかもしれません。もちろん個人差はあるし、そもそも一言で表すことなんて無理なのでしょうけれど。
とりあえず私が思うのは少し抽象的ですが、”多様性を認める社会”はいいんじゃないかと思います。国単位でも個人単位でも。アメリカは自分たちのルール内での多様性は認めるけれど、それ以外には厳しいですね。後はやっぱり治安ということも含めて”安全な社会”。個人情報保護法の施行等もありますが、個人でも守らないといけないものっておそらくこれからも増える一方ですから。”がんばった人が報われる社会”なんてのも悪くないかも。もちろんがんばらなくてもそれなりに生活できるっていうことが前提だけれど。
もうちょっと具体的に考えてみると、”いろんな職業の人がいる社会”とかいいと思います。みんながそれぞれの専門性を生かして収入を得て暮らしている。江戸時代なんてそうだったんじゃないかと思いますね。職種の数自体は現代の方が多いかもしれませんが。稼ぎは少なくていいんです。でも本当に”職業に貴賎なし”が徹底していて、仕事によって偏見を受けるようなこともない。技術を身につけることに対するサポートが豊富で、やりたいことをやって収入を得ている人の割合が多い社会。もちろん、とにかくたくさん稼ぎたいって人は嫌だなと思いながらも高収入の仕事を割り切ってやればいい。まあ、でもそれを実現するには、現代では新たに起業しようにもリスクも高いし、個人でお金を借りるのも大変ですから難しいか。時代もどんどん不確実な要素が増えてるし。そう考えると、いろんな人がいろんなことに挑戦するという前提で”やり直しの利く社会”なんてのはどうでしょうか。結構楽しそうな気がしませんか。失敗を恐れる人からは新しいことは生まれない。やり直しが利くシステムがあれば新たな一歩を踏み出す人が増えるかも。もちろん、テレビゲームでリセットボタンを押すような感覚で失敗を軽んじる人が増えても困るけれど。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送