『either/or』

2003年10月21日
R.E.Mのベスト・アルバムが発売されたことをレコード屋で知る。
新曲が含まれていることもあり(無くても結果は変わらないが)、すぐに購入する。それからずっと夜が更けるまでアルバムを聴き続ける。優しいメロディー・ラインが心に響き、気持ちをほぐしてくれる。常にちゃんと世界と向き合い続けてきた彼らの姿勢はポジティブで清清しい。ヒット・シングルも決して媚びていない。CD1枚で、こんなにも幸せな気分に浸れることをあらためて不思議に思う。音楽というものに感謝しようと目を閉じる。

2003年10月22日
エリオット・スミスが自分の胸を刺して自殺したことをニュースで知る。止まらない日常を終わらせるために、そんなにも憎しみに満ちた方法をとる必要があったのかと思うと、もう自分は声すら出せないんじゃないかという気持ちになる。
意味も無くインターネットで彼の名前を検索すると、「彼の書く詩はまるで”遺書”のようだ」という一文に出会う。昨日とは全く違う夜を迎えながら、今日は朝まで彼が遺した数々の名曲を聴き続けようと決心する。


彼の死について
もし神様がそうなることを事前に知っていたのだとしたら、
もし神様が何らかのバランスを取ろうとして行ったことだとしたら、
もし神様が二度と彼を生き返らせないのだとしたら、

神様なんてくそくらえ。

とどのつまり、僕達はエリオット・スミスが生きていたくないような世界に生きている。それを忘れないでおこうと心に決める。

--- everything means nothing to me ---

by Elliott Smith

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送