『サントラの行方』

しぶりにCDの整理をしました。あまり聴かなくなったアルバムとか、衝動買い、ジャケ買いして失敗したものとかを売るためです。大体お金がなくなってくると行われる儀式のようなものですな。
家の近くにあるRECOfan(レコファン)という中古CDショップが買い取り強化キャンペーンなるモノを行っているというのも理由のひとつです。このキャンペーンでは、査定100円以上のCDを100枚売るとボーナスで1万円もらえるんです。査定額も20%アップ。これは大きい。今のところ、1300枚を越えるCDがあるのですが、ボーナス欲しさに今回は100枚以上売ることを目標にしました。

で、処分するかどうかの対象に上ったCDの中にはサントラ盤も。
まずはスパイク・リー監督の「マルコムX」。これは好きな映画なのですが、もともと1曲目に入っているアレスティッド・ディヴェロップメントの「レボルーション」という曲聴きたさに買ったもので、今回は処分。続いてはクウェンティン・タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」。これも映画としては好きですが、基本的にはソウルの名曲集という感じなので、処分。結構それぞれのアーティストのアルバムで持っている曲が多いんですよ。まあでも、いずれもソウル入門盤として聴くならオススメです。次に対象になったのはブランドン・リー主演の「クロウ」。しかし、これにはナイン・インチ・ネイルズの「デッド・ソウルズ」(ジョイ・ディヴィジョンのカバー)が入っているので、保留。これ最高です。お次はオリバー・ストーン監督の「ナチュラル・ボーン・キラーズ」。映画の内容そのものはたいしたことないのですが、やはりこれもナイン・インチ・ネイルズの「バーン」が入っているのでお取置き。ナイン・インチ・ネイルズのベスト版なんかが出て、収録されれば速攻で売ることになるでしょうが。
しかし、この作業やる時って、気がつくと好きなアルバムをずっと聴き入っている状態になっちゃうんですよ。ハワード・ショア監修の「裸のランチ」(オーネット・コールマンのサックスが別世界です)とか、ジェリー・ゴールドスミスの「パピヨン」とかね。ロバート・カーライル主演の「フェイス」はポール・ウェラーの参加等もあり、地味ながらいいアルバムです。映画も地味だけれど味があります。

そういえば映画のサントラではありませんが、フランスで行われる伝統的な自転車レース「ツール・ド・フランス」のサウンドトラック的役割を持つアルバムを発表したのがクラフトワーク。彼らが新作、しかもアルバムを発表すること自体、個人的には49歳の自民党幹事長の誕生をはるかに凌ぐ話題(そもそもアメリカでは46歳の大統領がいたわけですから)ですが、これは本当に素晴らしい。生涯、売りに出すことはないと思います。聴いてみてください。

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