『消費税』

泉純一郎首相は今月17日に、政府税制調査会が消費税率を将来的に2ケタに引き上げる必要があると答申を出したことに関して「私が首相在任中は消費税率は上げない。次の内閣の仕事だ」と述べました。これを聞いて、”良かった”とホッとした人いるのかなー。私なんかは、少しバカにされているような気がしてならないのですが。
個人的に消費税というもの関しては賛成です。例えば普通の人たちが知らないような裏の世界でお金を稼いでいるような人たちでも、最終的に表の世界でお金を使うときはやはりみんな支払うわけですから、そういう意味では公平な気がします。まあ、それはちょっと単純な考えですし、”皆一律”ということが公平なのかどうかはもちろん議論の余地ありですが、世代の人数や年収・国籍等もほとんど関係ないわけですよね。しかし、いろいろなメディアでも言われているように、その前にやるべき改革や進めるべき政策が間違いなくあると思いますし、また税率の上げ方についてはやはり一律では困ります。すべての消費財を同じ税率にしてしまうのは納得行かないですね。やはり、食品や日常品は据え置いて欲しいです。教育に関するものもそう。そのかわり趣味や娯楽に関わるモノは、それこそ2010年に10%になるものがあってもやむを得ないかも。さらに環境を破壊するような代物にはもっとかけるという手もあります。もちろん、繰り返しになりますが、消費税の増税以前に国がやるべきことをやってからの話ですが。ただそうするとそれぞれの業界の上の人々が黙っていないでしょうから無理だろうけど。
まあいずれにしても、消費税に対する考え方は国民みなそれぞれでしょうし、それはもちろんしょうがないにしても、消費税を上げない、という発言を人気取りに利用しようとする(と感じさせる)態度、そして、大事な問題をあっさり先送りにしてしまう(と感じさせる)態度、これは残念でした。サラリーマンが源泉徴収で無かったら、とてもじゃないけどこんな長期政権にはならなかっただろうなー。それはどの首相でも一緒か。

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