『未来の食べ物?』

本屋さんを歩き回るのも楽しいですが、渋谷あたりのどでかい本屋さんを見てまわるのも面白いですね。各階毎にいろんな催し物や特集を組んでいるので、思いもよらないものに出会うことがあります。
この前たまたま「サイエンス・天文学」のコーナーを歩いていたら何と宇宙食が置いてありました。しかも4種類。前々から興味があって、「一度は口にしてみたい」と思っていたので、”物は試し”に買ってみました。全種類。原産国はもちろんアメリカ合衆国。今回はこの宇宙食の味をレポートしてみたいと思います。

まずは「ストロベリー」。口に入れた瞬間は何も味がしません。そのまま噛んでいるとほんのりと味が分かってきます。食感は”麩菓子”と言った感じです。ぱさぱさして。フリーズドライ製品(−40Cの真空凍結乾燥。カップラーメン等の具も基本的にはこの製法ですね)なので形はほとんどそのままです。水分が抜けてしぼんだ感じ。袋には「口の中でイチゴが戻ってくる!」とあります。まあ嘘ではありません。ちなみにフリーズドライだからと言って水やお湯で戻しても、元に戻るわけではないです。
次は「シナモンアップル」。これも最初は味がしませんが、後味はちゃんとりんごです。少しぱさついたドライ・フルーツと言った感じでしょうか。でもストロベリーとアップルで、すでにこのぱさつき感に飽きてきました。たくさん食べられるものじゃないですね、これ。
次は「アイスクリーム」。これも食感は同じですが、口の中で溶けた後ちゃんとアイスの味がしました。昔よく売っていた3色アイスをご存知でしょうか。チョコとバニラとストロベリーの3つの色、味のアイス。まさにあれです。もとはアメリカだったのかー、と一人納得。でもアイスって冷たいからいいんですよね。念のため(?)冷蔵庫で冷やしてみましたが、もともと水分が無いんだからほとんど変わりませんでした。アイスと聞かされずに食べるとひょっとしたら分からないかも。
最後は「チーズピザ」。個人的にピザは好きですが、あまり乾燥した状態で食べたいものではないですね。これもフリーズドライですから形はピザです。他のと同じく噛んでいると味が戻ってきますが...。この辺りで無味乾燥(最後の方で味が戻ってくるとはいえ、そんな感じなんです)な食感に「もういいよ!」となっていました。オススメはしませんが、あえて言うならアイス。
S・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』なんかではもっとペースト状のものを食べてた気がするけどなー。

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