D-Movie(weekly)

・邦題:『ゼロ・ダーク・サーティ』
・原題:『ZERO DARK THIRTY』
・監督:キャスリン・ビグロー
・脚本:マーク・ボール
・キャスト:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク他
・制作:2012年/アメリカ
・ジャンル:ドラマ
・上映時間:158分
・評価:★★★


巨額の予算をつぎ込みながらも一向にビンラディンの行方を掴めずにいたCIA。そんな手詰まり感の漂うビンラディン追跡チームに、情報収集と分析能力を買われたまだ20代半ばの小柄な女性分析官マヤが抜擢される。さっそくCIAのパキスタン支局へ飛んだ彼女だったが、取り調べの過酷な現実に戸惑いを見せる。そんなマヤの奮闘もむなしく捜査は依然困難を極め、その間にもアルカイダによるテロで多くの命が失われていく。そしてついに、マヤの同僚ジェシカがテロの犠牲になってしまう。以来、個人的な感情にも突き動かされ、これまで以上にビンラディン追跡に執念を燃やしていくマヤだったが...という物語。

アカデミー賞6部門に輝いた『ハート・ロッカー』(2008)のキャスリン・ビグロー監督&マーク・ボール脚本コンビによる、米海軍特殊部隊によるオサマ・ビンラディン暗殺をめぐる舞台裏を描いた作品。CIAの登場人物は実在の人物がベースになっているとも言われていて、ドキュメンタリータッチで緊迫感あふれる作りとなっています。一方で、政治的プロパガンダの側面もあるとの批評もあり、確かに見方によってはそう思える部分も多々あるので、賛否は分かれるかも。しかしながら、同年アカデミー賞5部門にノミネートされ、音響賞(編集)を受賞しました。いずれにしても世界に衝撃を与えた事件ですので、見ておいて損は無いと思います。

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