D-Movie(No.728)

・邦題:『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
・原題:『YES MAN』
・監督:ペイトン・リード
・脚本:ニコラス・ストーラー他
・キャスト:ジム・キャリー、ゾーイ・デシャネル他
・制作:2008年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:104分
・評価:★★★


【 コメント 】
すべての問いかけに”イエス”と答えることで、人生を変えた男性の物語。主人公カールを演じるのはジム・キャリー。相手役は『ハプニング』(2008)のゾーイ・デシャネル。監督は『チアーズ!』(2000)のペイトン・リード。原作者は番組プロデューサーや司会者などで活躍しているイギリス人のダニー・ウォレスで、実際に彼が体験した出来事を元にした体験記がベースになっています。

銀行で貸し付けを担当しているバツイチ男カール・アレン。離婚して以来、私生活では友人からの誘いにいつも”NO”、仕事では相手の話を適当に聞いては、ローンの申請書に”NO”のスタンプを押し続ける日々。そんな後ろ向きな人生を送っていたある日、親友の婚約パーティまでも、嘘をついてすっぽかしてしまう。さすがに怒った友人から、“生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる”と脅され、その改善に、とあるセミナーへ参加することに。そこで主宰者から、意味のある人生を送るための唯一のルールは如何なることでも全て“イエス”と言うだけ、と説かれる。半信半疑のまま、とりあえずあらゆる問いかけに“イエス”と答えるカール。やがて、さまざまな物事が好転していく..という物語。

『ライアー ライアー』(1997)では、嘘ばかりついていたジム・キャリーですが、今度は”イエス”しか言わなくなるという物語。一見、荒唐無稽のように思えますが、前半はなかなかリアリティがありますし、コメディの場面も楽しめます。オノ・ヨーコさんのアート作品ではありませんが、やはり”イエス”という言葉には、物事を変える力があります。主人公カールも、今まで”NO”と言っていたことに”YES”ということによって、まったく違う新しい人生を手に入れていきます。実話がベースだとすれば、働きかけてくれた友人たちの存在が素晴らしいですね。物語としては終盤からエンディングにかけてちょっと物足りない感じですが、観た後にポジティブになれる作品です。

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