17歳のクレア・シャノンは母親が自殺したときの記憶に苦しめられていた。ある日、ゴミ漁りを日課にしている父が中国風のオルゴールを持ち帰ってくる。父からプレゼントオルゴールに刻まれた文章を解読しようとしたクレアだったが、「7つの願い」という文言しか判読できなかった。それを見たクレアは「いじめっ子のダーシーが腐ってしまえば良いのに」と冗談で口に出してしまう。やがてダーシーは壊死性筋膜炎を発症し緊急入院することに。同じ日、クレアの飼い犬が狭い空間に挟まって死んでいるのが見つる。クレアはオルゴールに不思議な力が宿っているのではないかと考え、自分の欲望を実現させていくが...という物語。
欲望を叶える不思議なオルゴールによって人生を翻弄される女の子の物語。監督は『バタフライ・エフェクト2』(2006)や『アナベル 死霊館の人形』(2014)などを手がけたジョン・R・レオネッティ。特に目新しい設定も演出もない作品ですが、90分という短い時間もあってか、テンポよく見られます。欲望実現の代償のルールがよくわからないので困惑する部分もありますし、怖さもそれなりですが、やたらグロくするよりは個人的にこのぐらいの方が好みですし、やっぱりこの手のB級テイスト、シチュエーションは最後が気になってしまいます。短編集のうちのひとつとして、もっと短くまとまっていたも良かったかも。
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