D-Movie(No.686)

・邦題:『ホワット・ライズ・ビニース』
・原題:『WHAT LIES BENEATH』
・監督:ロバート・ゼメキス
・脚本:クラーク・グレッグ
・キャスト:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー他
・制作:2000年/アメリカ
・ジャンル:サスペンス
・上映時間:130分
・評価:★★


【 コメント 】
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られるロバート・ゼメキス監督作品。主演はいずれもアカデミー賞にノミネート経験のあるベテラン俳優、ハリソン・フォードとミシェル・ファイファー。幸せに暮らしていた夫婦が、自分たちの屋敷に住んでいる”何か”に翻弄される様子を描いたサスペンス・ホラー。ちなみに原題の「WHAT LIES BENEATH」とは「水面下に横たわるもの」だそうです。

遺伝学の教授ノーマン・スペンサー博士と妻のクレアは、美しい湖畔の一軒家で幸せに暮らしていた。ところが、愛娘を大学に送り出したことから、クレアの心は悲しみと不安に包まれる。やがて、クレアは、夫と二人きりの屋敷の中で奇妙な現象を見聞きするようになる。夫に相談するもののとりつく島がなく、セラピストを紹介される始末。事態が好転しないまま、クレアは何者かに導かれるかのように行動し始める。果たしてクレアが見たものは、聞いた声は、現実のものなのか単なる妄想なのか...と言う物語

ロバート・ゼメキス監督がサスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコックの映画技法を意識して作った作品とのこと。そうやって見ると、いたるところにヒッチコックらしい演出、構図がちりばめられています。夫婦二人の台詞や行動から徐々に日常に日々が入っていく感じが期待させます。ところが、伏線っぽく登場したものが意味がなかったり、唐突にホラーになるあたりも興ざめ。お隣さん家は結局関係ありませんし、クレアの記憶がなぜか失わたのかもわからず、さらにそれが突然戻ったりといい加減。サスペンス好きの方なら犯人も最初からわかってしまうはずなので、もう少しじっくりと恐怖をあおって欲しかったと思います。結局ラストの謎解き&戦いも、よくあるハリウッドのサスペンス映画のパターンになってしまうのも残念。ヒッチコックの映画では絶対登場しないくだりです。ハリソン・フォードも悪くないですが、ミシェル・ファイファー一人で最後まで引っ張った感じです。
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