No.280
タイトル
ラスト・ウェディング
(原題)
UNDER THE LIGHTHOUSE DANCING
監督
グレーム・ラティガン
脚本
ペン・デンシャム、M・ジェイ・ローチ
キャスト
ジャック・トンプソン、ジャクリーン・マッケンジー、ナオミ・ワッツ他
制作
1996年/オーストラリア
ジャンル ドラマ
上映時間
94分
評価
★★★
<ストーリー>
エメラルド色の海に囲まれたオーストラリア”ロットネス島”に熱い友情で結ばれた3組のカップルがバカンスを楽しむためにやってきた。だが、その内の1組、ハリーとエマには2つの秘密があった。1つは”この島で結婚式を挙げること”そしてもう1つは”エマが深刻な病魔に冒され残された時間はわずかであること”。秘密を知った4人は二人のために結婚式を執り行うことを決意する.....。

<コメント>
西オーストラリアに位置し、世界でもっとも美しく、”天使がいる”と言われているロットネス島を舞台にしたドラマ。実話がベースとなっているようです。ハリーとエマを中心とする親友同士3組のカップルが、週末を一緒に楽しむために島にやってきます。海も空も素晴らしく美しいこの島で、突然ハリーとエマが結婚式を挙げると宣言。急な話に回りは驚きますが、それにはエマが病魔に冒されているという理由があったためで、友人たちがみんなで協力して結婚式を挙げるというストーリー。
結婚式の段取りを行う過程がコミカルに描かれているのですが、ほのぼのと(実話と考えると実際には大変そうですが)していて楽しいです。サイドストーリーとして展開するナオミ・ワッツのカップルの物語も適度な軽さ、存在感で良いと思います。
エマが自分の病気について告白するシーンは、演出や演技がどうこう言う以前に、人であればおそらく感動すると思いますし、友人たちの対応も心温まるものです。みんなから祝福され、二人だけの素敵な時間を過ごすあたりもベタではありますがいい感じです。
そして何よりロケ地のロットネス島を包む自然の美しさが素晴らしい。海も空もすべて透明で澄み渡っています。こんなところで結婚式を挙げられたらそれこそたまらないと思います。しかし、だからこそ、普通な演出が惜しいと思ってしまうのです。これだけ恵まれたオーストラリアの自然が舞台としてあるわけですから、軽妙なやり取りやありきたりな進行ではなく、この雄大な自然に彼らの心のうちを代弁させるような、もっと落ち着いていて静謐な演出で見たかったなと。ラストシーンについてもそうです。特にキリスト教圏の映画ではたまに見かける終わり方で、後味としては悪くないかもしれませんが、個人的にはあまり好きではありません。
主人公の独白形式が中途半端な感じですし、全体的にもう少しドラマとして深みが欲しかったと思う等、残念なところもありますが、映像的にはオーストラリアの自然をうまく使った美しい小品であると言えるでしょう。

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