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タイトル
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タキシード |
(原題)
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THE TUXEDO |
監督
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ケヴィン・ドノヴァン |
脚本
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フィル・ヒューズ |
キャスト
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ジャッキー・チェン、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット他 |
制作
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2002年/アメリカ |
ジャンル |
アクション |
上映時間
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99分 |
評価
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【 ストーリー 】
画廊で働く女性に声をかけらないシャイなタクシー運転手ジミー(ジャッキー・チェン)は、裏道を駆使しながらとにかく猛スピードでぶっ飛ばすのが唯一の特技。ある日、とある女性客から「メイクが終わるまでに目的地に着いたら料金は2倍」と賭けを持ちかけられ、持ち前の技術とネットワークを使って快勝。その結果、大富豪の運転手にスカウトされるが...。
【 コメント 】
ハリウッドでもトップ・スターの座を獲得したアジアの英雄ジャッキー・チェンと『ラストサマー』(1997)のジェニファー・ラヴ・ヒューイットによるアクション・コメディ。不思議な能力を持つタキシードを武器に、ご主人様の代わりにスパイとして活躍するタクシー運転手の物語。
今回はジャッキー演じるタクシー運転手ジミーは猛スピードでぶっちぎる以外はカンフーも出来ない男。好きな女性に「コーヒーでもどう?」の一言すらかけられない。とても悪を相手に戦うようなキャラクターではありません。そんな彼がひょんなことから身につけることになったのが特殊な能力を持った”タキシード”。この発想は面白いですね。しかも、スーパーマンやバットマンのように表と裏の顔を使い分けるわけでもない。巻き込まれてしまったんだけれど、タキシードのおかげで難題解決、というところがポイント。ただ、タキシードのおかげですごい能力を発揮していると言う描写が微妙です。どうしてもジャッキーが演じているとカンフーマスターが戦っているようにしか見えません。もっと弱そうな俳優の方が良かったのかも。
冒頭のタクシーでの暴走シーンは結構盛り上がるのですが、それ以外のアクションシーンは全体的に控えめな気がします。2000年以降のハリウッドでのジャッキーの映画は爆発力が無くなってしまいましたが、残念ながら本作も然り。また相棒役のジェニファー・ラヴ・ヒューイットもきれいなんですが、どこかかわいげのないところもあるキャラクターで最後まで馴染めませんでした。途中にはさまれるギャグも、下品なものが多く、どちらかというとすべりがち。子供から大人まで楽しめるのがジャッキー映画の良さだと思っているのですが。
それでも明るさとテンポの良さはいい意味でいつも通り。さらにジャッキー映画恒例のエンドロールでのNGシーンはやっぱり楽しいです。最新のCG技術を取り入れてリメイクされても面白いかもしれません。
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