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タイトル
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サンダーパンツ！ |
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（原題）
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THUNDERPANTS |
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監督
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ピーター・ヒューイット |
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脚本
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フィル・ヒューズ |
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キャスト
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ブルース・クック、ルパート・グリント他 |
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制作
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2002年／イギリス |
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ドラマ |
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上映時間
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８７分 |
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評価
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★★★ |
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【 ストーリー 】
パトリック・スマッシュ（ブルース・クック）は生まれながらにして胃が２つあるという特異体質から、信じられないほどたくさんのオナラが出てしまう男の子。宇宙飛行士を夢見るパトリックだが学校ではみんなからいじめられてばかり。そんな彼にも親友が現れる。鼻がきかない天才発明家アラン（ルパート・グリント）。アランの出現によってパトリックの人生は大きく変わり始める。．．．。
【 コメント 】
『ビルとテッドの地獄旅行』(1991)や『ハロルド・スミスに何が起こったか？』(1999)などでぶっ飛んだセンスを見せつけたピーター・ヒューイット監督作品。生まれながらにしてオナラが止まらない男の子を主人公に、奇想天外でありながら最後には涙させてくれるファンタジー・コメディ。主人公パトリックの親友であるアランを演じるのは、『ハリーポッター』シリーズのロン役でおなじみのルパート・グリント。魔法使いではなく天才発明家の役ですが、キャラクターにもあっていてとってもかわいいです。
四六時中オナラをしてばかりの主人公という設定がまず驚き。これだけで眉をひそめてしまう方もいるかもしれませんが、さほど下品な感じはありませんのでご安心を（と言ってもオナラの数はハンパじゃありませんが）。
オナラをしてばかり、と言ってもドタバタなコメディではなく、それなりにリアリティを維持したファンタジー作品になっているのがさらに驚きです。緑色を全面に押し出した絵作りやバランスの良いＣＧの使い方など、映像的にもこだわりが感じられます。笑えるシーンも満載。個人的には『2001年宇宙の旅』のパロディなど、大爆笑してしまいました。
親友の助けを借りてのいじめ克服の後、物語のスケールがとめどなく膨らんでいく後半はちょっと悪ノリが過ぎた感じがしないでもないですが、テンポも良くサブストーリーもしっかりしているので、飽きずに見られます。
そして何だかんだ紆余曲折がありながらも、物語の中心に”自らの弱点の克服”、”友情の大切さ”の２つがちゃんと存在しているため、笑ったり呆れたりしながらも最終的には感動してしまいます。多少強引さはありますが、これをまとめてしまうのは監督の手腕でしょうか。
ポール・ジアマッティやネッド・ビーティなどなど、ベテラン俳優が大真面目に脇役を演じているのも見所。笑いに関してはツボに入らない方もいらっしゃるかもしれませんが、コメディとファンタジーのバランスがうまく取れた作品だと思います。
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