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タイトル
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ロスト・ストーリー |
(原題)
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Stories of Lost Souls |
監督
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マーク・パランスキー他 |
脚本
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マーク・パランスキー他 |
キャスト
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ジョシュ・ハートネット、ヒュー・ジャックマン他 |
制作
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2005年/アルゼンチン、オーストラリア他 |
ジャンル |
ドラマ |
上映時間
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90分 |
評価
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★★★ |
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【 ストーリー 】
毎晩、美しい隣人の帰りを待っている小人。彼女を得るために、彼はどんなことも辞さない。それがある恐ろしい犯罪だとしても(−同じもの−)。ホテルのバーで話している二人の男。男が何に失敗したか、当てれば彼の車を、ハズしたらシャンパンを飲ませる。7杯分のゲームで得をしたのは?(−ユーストン・ロード−)。
【 コメント 】
ジョシュ・ハートネットにヒュー・ジャックマン、ケイト・ブランシェットなどなど、ハリウッドスターが多数出演しているオムニバス映画。7つの短編によって構成されています。
いろんな短編が集まった作品、というと思い浮かぶのは『トワイライトゾーン』(1983)や『世にも不思議なアメージング・ストーリー』(1987)などですが、こういった”不思議な短編”を集めただけの作品ではなく、全ての作品が「Lost in 〜」と言うタイトルで始まるように、何か人間の魂が浮き上がったり、さ迷ったりする瞬間を捉えたような、ある種の一貫性は感じられます。
ちなみに理由はわかりませんが日本未公開。確かにちょっと問題がありそうな描写もないわけではないですが。
7つの物語のタイトルは、ジョシュ・ハーネットをちょい役に使った『同じもの』、ホテルで賭けをする二人の男の物語『ユーストン・ロード』、ヒュー・ジャックマン主演の『立ち見席のみ』、男前ジェフ・ゴールドブラムに驚く『スーパーマーケット』、キャストは地味ながら味のある『大みそか』、ケイト・ブランシェット主演の『ソーセージ』、おとぼけでほんわり、ジェームズ・ガンドルフィーニ主演の『新しい一日』。
監督にはこれと言った人はいないのですが、結構どれも楽しめました。『同じもの』や『ユーストン・ロード』のように、長編として観てみたいと思うものもあれば、『立ち見席のみ』のように良質のCMのようなものまで、幅は広いです。『スーパーマーケット』はシチュエーションも面白いし、主演のダリル・ハンナがいい。『新しい一日』もネタ的にはベタですが、ジェームズ・ガンドルフィーニのしつこい演技で最後まで見せます。個人的に一番印象に残ったのは『ソーセージ』でしょうか。ケイト・ブランシェットの演技も強烈だし、映像もなかなか刺激的。ダークな方向に狂ったベティ・ブルーと言った趣です。総合的に考えて、なかなかお得な一本と言えると思います。
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