No.389
タイトル
スナッチ
(原題)
SNATCH
監督
ガイ・リッチー
脚本
ガイ・リッチー
キャスト
ブラッド・ピット、ジェイソン・ステイサム他
制作
2000年/アメリカ
ジャンル サスペンス
上映時間
102分
評価
★★★★

【 ストーリー 】
発端はフランキーが強奪した86カラットの大粒ダイヤ。非合法な賭けボクシングのノミ屋に、ダイヤを持って現れたフランキーが襲われた。ダイヤを追うNYのマフィアのアビーと、不死身の殺し屋トニー。そこに賭けボクシングのプロモーター、ターキッシュと、賞金稼ぎのパイキー(流浪民)のミッキーが加わる。結局ダイヤを手にするのは誰なのか.....。

【 コメント 】
映像、脚本、音楽、全てが一体となって映画としての高揚感をマックスまで振り切らせた作品『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)で衝撃的な映画デビューを果たしたガイ・リッチー監督の2作目。今回も基本的には同じ路線で、さまざまな人間や思惑が絡み合う、笑いどころ満載のサスペンスとなっています。

主役、というのはこの映画では難しいですが、とりあえず、ジェイソン・ステイサムが中心に話が進みます。彼は当時こそ知名度は低かったものの、その後『ミーン・マシーン』(2001)、『トランスポーター』(2002)などで、アクション映画に欠かせない存在になりました。本作ではまだ初々しくてキレっぷりも控えめ。他にもいろんなキャラクターが登場、みんな悪い奴でどこか抜けているところが面白いのですが、中でも印象に残るのは、やはりブラッド・ピットとベニチオ・デル・トロ。
個人的にはこういう特異な役を演じるブラッド・ピットは好きですね。『12モンキーズ』(1995)、『ファイトクラブ』(1999)など。それにしても何言ってるかわからない(笑)。ベニチオ・デル・トロも意外に軽い役が少ないので楽しめました。もっと最後まで生き残って活躍して欲しかったですが。

登場人物が多くストーリーが複雑なのに飽きないのはやはりテンポがいいからでしょうね。音楽の使い方もうまいです。結構人も死にますし、理不尽な行動も多いですが、最後までドラマとしての軽さを保つのはさすが。あまり重くないものを見てスカッとしたいときに、前作『ロック・ストック〜』と本作ははずせません。前作よりはストーリーのまとまりに欠けますが、笑える度はアップしていると思います。

本作の次に作った『スウェプト・アウェイ』(2002)は妻であるマドンナのために作っただけ、と一部で酷評されましたが、いよいよ最新作『リボルバー』が日本公開。完全復活なるか。ただ製作にリュック・ベッソンが名を連ねているのがちょっと心配ですが...。

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