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タイトル
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ショウタイム |
(原題)
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SHOWTIME |
監督
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トム・デイ |
脚本
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キース・シャロン他 |
キャスト
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ロバート・デ・ニーロ、エディ・マーフィ他 |
制作
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2002年/アメリカ |
ジャンル |
コメディ |
上映時間
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95分 |
評価
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★★ |
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【 ストーリー 】
パトロール警官トレイ(エディ・マーフィ)は役者志望の目立ちたがり屋。巡回中に不審人物を発見した彼は、これこそ待ちに待ったチャンスとばかりに密売の現場に踏み込むが、何と取引相手はおとり捜査官にしてロス市警きってのカタブツ刑事ミッチ(ロバート・デ・ニーロ)だった。潜入捜査をフイにされたことにぶちキレたミッチは、事件に駆けつけたマスコミのカメラを銃で打ち抜き、新聞の一面を飾ってしまう.....。
【 コメント 】
ジャッキー・チェン主演の『シャンハイ・ヌーン』(2000)がヒットしたトム・デイ監督作品。ロバート・デ・ニーロとエディ・マーフィという、ハリウッドの2大スターが初めて共演したポリス・アクション。警察を舞台にド派手なアクションシーンが繰り広げられ、多少コメディの味付けがされているといえば、良い悪いは別としてある意味ハリウッドの”お家芸”。本作ではさらに2大スター共演というおまけ付き。男女の恋愛というサブ・ストーリーが無かったのが意外といえば意外(もちろん、まったく無いわけではない)ですが、テレビメディアも絡んできてかなりお腹いっぱいの内容です。
確かに主演の二人は大物ですし、個人的にも好きな俳優なのですが、デ・ニーロは90年代後半にコメディでウケだしてから少し迷走気味。エディ・マーフィーはコメディ路線で失速して以来、アクション俳優にもなりきれず停滞気味。これが大ヒットすれば二人の人気のみならず、ハリウッドにとっても嬉しい結果になったのでしょうが...残念ながら出来はそこそこ。
そもそも、二人とも警官でありながら俳優をやらされるという二重構造の役柄。しかもデ・ニーロは堅物の素人だし、エディは大根役者の設定。これはやる方も見る方も複雑ですね。結果的にどこか二人とも手を抜いているように見えてしまいます。
素の警官がそのまま俳優として出演するという、過去に無いドキュメンタリーという状況の割には、映画そのもののフィクション臭が抜けません。肝心の悪役もなんだかよくわからない。せっかくですからここにもスターがもう一人欲しかったです。でも主役の二人だけでもギャラがハンパじゃなさそうですしね。”甘さ控えめ”は好感が持てますが、それ以外のところではご都合主義てんこ盛り。結局、本人役のウィリアム・シャトナーが一番面白かったかも。
それにしてもこの頃のデ・ニーロは”仕事断らないの?”っていうぐらい何でもやってますね。ファンとしてはタランティーノよりジャームッシュと組んでほしいですが。
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