No.413
タイトル
ショッカー
(原題)
SHOCKER
監督
ウェス・クレイヴン
脚本
ウェス・クレイヴン
キャスト
マイケル・マーフィ、ミッチ・ピレッジ他
制作
1989年/アメリカ
ジャンル ホラー
上映時間
110分
評価
★★

【 ストーリー 】
残虐な殺人を繰り返すピンカー(ミッチ・ビレッジ)に愛する人を奪われたジョナサン・パーカー(ピーター・バーグ)。彼は予知夢を頼りにピンカーを追い詰め、そして遂に捕らえることに成功する。当然、ピンカーは電気椅子送りに。ところが死刑執行の日、ショック電流によってピンカーの魂は電磁波と化し、新たな獲物を求めてさまよい始める...。

【 コメント 】
『エルム街の悪夢』(1984)や『スクリーム』(1996)などで新感覚のホラーを世に送り出したウェス・クレイヴン監督作品。死刑になったはずの凶悪殺人犯の魂が、怪しい魔術(?)によって電波化。さまざまな人間に乗り移り、悪行を繰り返すという物語。ストーリー展開はデンゼル・ワシントン主演の『悪魔を憐れむ歌』(1997)を彷彿させます。『悪魔を〜』の方が、実力派のイケメン俳優を主役に配して正統派のホラーを志向していたのに対し、こちらは冒頭からノリのいいロックな音楽が流れるところから、すでに正統派B級ホラーの匂いがぷんぷん。最終的にはテレビやリモコンも登場し、サイバー・ジェットコースター・ホラーに仕上がっています。

とはいえ、前半はいたってまじめに作られています。殺人シーン、犠牲者の数、血の量ともにこの手のファンも満足する内容ではないでしょうか。殺人鬼ピンカーの魂が、というか人間そのものが電波と化してしまうのですが、誰に乗り移るか分からない恐怖の盛り上げ方はなかなかのもの。足を引きずることで犯人とわかるところもいろんな伏線になっています。

ピンカーがかわいい女の子に乗り移ったあたりから、監督の意図なのかどうかわかりませんが、とにかく映画はちょっとコメディっぽさが加味されてきます。終盤、ピンカーが”全国ネット”となってからは、まさにロック。テレビの世界をあざ笑うかのようなザッピングや、前述のリモコンの登場も含めて、もう怖がっていいのやら笑っていいのやらわからなくなってきます。へヴィメタ・バンドのプロモーションビデオさながらの迫力。それもそのはず。サントラの総指揮を務めているのはキッスやボン・ジョビらのロックバンドに楽曲を提供していたデズモンド・チャイルド。他にもイギー・ポップやアリス・クーパーなど、伝説のロッカーも参加しています。何かストーリー的にはいろいろ破綻している気がしますが、最後までノリでぐいぐい引っ張っていく作品です。

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