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No.307 |
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タイトル
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スコア |
(原題)
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THE SCORE |
監督
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フランク・オズ |
脚本
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カリオ・セイラム、レム・ドブス他 |
キャスト
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ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン他 |
制作
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2001年/アメリカ |
ジャンル |
サスペンス |
上映時間
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125分 |
評価
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★★★ |
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<ストーリー>
引退を考えていたプロの金庫破りニック(ロバート・デ・ニーロ)が長年のパートナー・マックス(マーロン・ブランド)から「最後の仕事に」とせがまれて狙ったのは鉄壁のセキュリティを誇る税関金庫。素性の知れない手引き屋(エドワード・ノートン)に不信の念を抱きながらもニックは計画は実行する.....。
<コメント>
『スターウォーズ』シリーズの仙人”ヨーダ”を操る人形師であり俳優でもあるフランク・オズ監督作品。マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートンという3大(3世代?)名優が出演。
引退を考えていた超一流の金庫破りの前に降って沸いた報酬400万ドルの大仕事。きな臭さを感じ”危険は冒さない”という信条から、いったんは降りることを決意するが、長年のパートナーへの同情から引き受けるはめに。しかしながら仕事上内部に通じた曲者と組まなければならない。果たしてこの仕事の行方は...というストーリー。
デ・ニーロとノートンは個人的に大好きな俳優で、マーロン・ブランドはさすがの貫禄を見せるものの、やはり本作はこの二人の駆け引きがメイン。狂気のないデ・ニーロの演技を見ているとこの人はホントにいい”間”をしていると感心してしまいます。黙っていても絵になりますね。終始、好きな女に振り回されるところや、自分の街で銃を使わせないという姿勢等、この頃のデ・ニーロとしては温かみのある役どころ。とは言え、やっぱり泥棒ですし、かなりしたたかなのですが。エドワード・ノートンは、野心の強い若者をクールに演じています。本作でまだ長編出演は8作目。2006年の現時点でも15作と思ったより出演作が少ないのはやはりそれだけ印象が強いということなのでしょう。末恐ろしい俳優です。
内容的には、金庫破りということでもちろんそれなりにハラドキはあるのですが、意外と平坦な印象。三人の人間関係が物語の伏線になっているとは言え、その分スピード感にかける気がします。ラストのどんでん返しもちょっとひねりが足りなかったのではないでしょうか。それでも2時間を少し越える長丁場を感じさせないまとめ方で、三人の登場人物それぞれの立場や考え方は上手く表現されていると思います。結局現役に限界を感じた初老の男の悲哀と再出発を描きたかったのかもしれません。そういう意味ではマル。 |
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