No.311
タイトル
パンチライン
(原題)
PUNCHLINE
監督
デヴィッド・セルツァー
脚本
デヴィッド・セルツァー
キャスト
トム・ハンクス、サリー・フィールド、ジョン・グッドマン他
制作
1988年/アメリカ
ジャンル コメディ
上映時間
127分
評価
★★★
<ストーリー>
平凡な家庭の主婦ライラ(サリー・フィールド)は、「人を笑わせたい!」という子供の頃からの夢を叶えるため、夫の反対を押し切って、コメディ・クラブ”ガス・ステーション”に乗り込む。クラブきっての人気コメディアンの医大生スチーブン(トム・ハンクス)は、彼女にアドバイスをし、それをきっかけに二人はお互いに惹かれあう.....。

<コメント>
ハリウッドを代表する名優トム・ハンクスがコメディアンとして活躍していた頃の作品。スタンダップ・コメディアンを目指す医学生と同じ夢を抱く主婦との友情と恋愛を描いたコメディ・ドラマです。学生との二足のわらじに苦労しながらも、実力を認められつつある若者スチーブンをトム・ハンクスが、主婦でありながらコメディアンを目指し、彼と同じ夢を追う女性ライラ役には、後に『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)で彼と親子役を演じることになるサリー・フィールドがキャスティングされています。
もともとコメディアンとして世に出、アメリカの登竜門的番組『サタデー・ナイト・ライブ』でホストも務めたこともあるトム・ハンクス。ライブのシーンはさすがに面白いですね。安心して見ていられます。まだまだ大スターとはいきませんが、それでもこの頃(80年代後半)に出演している作品はどれもコメディ・タッチで楽しめます。『メイフィールドの怪人たち』(1989)、『ビッグ』(1988)、『ドラグネット・正義一直線』(1987)等々。中でも本作は、ドタバタ度も控えめで、主人公を中心としたヒューマン・ドラマになっていて、彼の演技をしっかり見たい人にはオススメです。声を出して笑える場面はあまりないかもしれませんが。
一方主婦ライラを演じるサリー・フィールドもうまい。社会派ドラマからこういう役柄までこなすことができる実力派です。夫役のジョン・グッドマンもいい味出してます。見ていてキレないか心配でしたが(笑)。そういう役が多いですから。
全体的には、ダメ学生のスチーブンが自分と同じ夢を追う女性と出会い、出世するまでのサクセス・ストーリーとも言えますし、主婦として家庭に忙殺されてきた一人の女性がコメディアンという夢を通して自分自身の人生を見つめなおすドラマとも受け取れます。そういう意味ではいろんな人に受け入れられそうな作品。エンターテイメントの世界を舞台にしていながら、甘さ控えめなストーリー展開も悪くないと思います。

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