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No.293 |
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タイトル
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Mr.BOO!ミスター・ブー |
(原題)
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半斤八両 |
監督
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マイケル・ホイ |
脚本
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マイケル・ホイ |
キャスト
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マイケル・ホイ、サミュエル・ホイ、リッキー・ホイ他 |
制作
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1976年/香港 |
ジャンル |
コメディ |
上映時間
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100分 |
評価
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★★★★ |
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<ストーリー>
8年間も赤字続きの探偵事務所を経営するケチであわて者のウォン(マイケル・ホイ)。助手はウスノロでボケーとしたパフィー(リッキー・ホイ)。そこに調子が良くて、ちょっとハンサムのキット(サミュエル・ホイ)が加わることに。それからというもの、幸か不幸か事務所には次々と依頼が舞い込んでくるのだが.....。
<コメント>
70年代後半から80年代にかけて、ドタバタのお笑いで一世を風靡した香港映画『Mr.Boo(ミスターブー)』シリーズの日本公開第一弾。香港の芸能界で活躍していたホイ3兄弟(実際は5兄弟だそうです)の長男マイケル・ホイが監督・脚本・主演を手がけ、弟のサミュエル・ホイとリッキー・ホイが脇を固めています。作品毎にホイ3兄弟がいろんな役割を演じ、様々な事件を引き起こしたり解決したりするのですが、どこかで観たようなシチュエーションもあるものの、それでもよく作られていると感心します。
初めて観たのはテレビでしたが、オープニングで使われているポップな曲と主演マイケル・ホイの広川太一郎さんの爆裂吹き替え、およそコメディのパターンのほとんどを網羅した笑いの連続に圧倒されました。
ソーセージ・ヌンチャクや、チキンの体操(見てのお楽しみ)等、今見ても面白い。とは言え、お笑いそのものはベタで、大笑いするような内容ではないのですが、ドタバタの笑いがアジアの文脈の中で消化されているところがすごいと思ってしまいます。マイケル・ホイの作品は香港の社会に対する風刺がこめられている場合が多いですが、そういうことも関係しているのかもしれません(本作の主人公が出っ歯をつけてメガネをかけているのは、当時工業製品で世界を席巻していた日本人への皮肉?)。
ちょっと疲れた夜なんかに、缶ビール片手に何も考えずに見るのに最適です。おつまみはやっぱりチョコレートですね。本作の場合。
日本では『Mr.Boo』シリーズとなっていますが、実際は出演者がほとんど同じと言うだけで、連続しているわけではありません。なので、本作が気に入った方は、他の作品をどれから見ても楽しめます。『Mr.BOO!インベーダー作戦』『Mr.BOO!ギャンブル大将』等々。新シリーズ(『新Mr.Boo!アヒルの警備保障』等)もあって、コチラもGOOD。それにしてもどれもすごい邦題です。ちなみにDVDのボックスセットが発売されているのでファンは必携ですね(もちろん日本後吹き替えは広川さんです)。 |
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