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No.256 |
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タイトル
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プライベート・ベンジャミン |
(原題)
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PRIVATE BENJAMIN |
監督
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ハワード・ジーフ |
脚本
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ナンシー・マイヤーズ、チャールズ・シャイア、ハーヴェイ・ミラー |
キャスト
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ゴールディ・ホーン、アイリーン・ブレナン、アーマンド・アサンテ他 |
制作
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1980年/アメリカ |
ジャンル |
コメディ |
上映時間
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109分 |
評価
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★★★ |
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<ストーリー>
ジュディ・ベンジャミン(ゴールディ・ホーン)は甘やかされて育った良家の令嬢。だた、結婚式初夜に夫に先立たれてからと言うもの、ツキに見放されてしまう。こともあろうに、人手不足に悩む軍隊の新兵集めの甘い言葉にだまされて、入隊させられてしまうのだ。そこから彼女の本当の災難が始まった.....。
<コメント>
年齢を重ねてもかわいい女性と言えば、最近ではメグ・ライアンあたりが思い浮かびますが、やはり元祖キュート・ブロンドと言えばこの人。本作の主役のゴールディ・ホーン。1970〜80年代からコメディを中心に活躍し、アカデミー賞も受賞(『サボテンの花』(1969)助演女優賞)しています。90年代に入ってもロバート・ゼメキス監督のSFXドラマ『永遠(とわ)に美しく…』(1992)で相変わらずの美貌を披露してくれました。ホントいつまでたっても若いですね。監督は『ドリーム・チーム』(1989)等、ユーモアを交えた人間ドラマが得意のハワード・ジーフ。製作総指揮はゴールディ自身が担当。そのためか女性による社会への視点も多少加味されています。
一人の女性がバリバリの男社会(=本作は軍隊)に放り込まれ、苦しい体験に耐えながら自己成長を遂げていくという、まあ、アメリカ映画ではよくある物語。なので、やはり注目すべきはゴールディ・ホーンの演技でしょうね。軍隊に入る前は男に翻弄される薄幸の女。家族からも男からも愛されているようでいて、実はそうでもない。でもってそれを半分わかっていながらもそういう状況の中で一生懸命幸せであろうとする健気さ。演じるのが彼女でなければ嫌味な感じになるか、かわいそうなだけになってしまうかも。チャームポイントの大きな目と明るいキャラで誰からも愛されるのが彼女のいいところ。憎めません。厳しい訓練の場面も体当たりで挑んでいる様子が伝わってきます。ただ、アカデミー賞(主演女優賞)にノミネートされるほどかと言うとちょっと疑問も。当時はゴールディ・ホーンが軍服を来て活躍するというミスマッチな設定(今ならコスプレですね)のインパクトが大きかったのでしょうか。ちなみに、彼女を軍隊に誘い込む役のハリー・ディーン・スタントンや鬼教官役のベテラン女優アイリーン・ブレナン等もいい味出しています。
さまざまな経験を経て、男や結婚にとらわれずに最終的に自立する一人の女性の物語、というところまでは行かないかもしれませんが、力まずに楽しく見られる一本です。 |
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