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No.46 |
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タイトル
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リトルショップ・オブ・ホラーズ |
(原題)
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LITTLE SHOP OF HORRORS |
監督
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フランク・オズ |
制作
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1986年/アメリカ |
ジャンル |
ミュージカル |
上映時間
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93分 |
評価
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★★★★ |
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<ストーリー>
閑古鳥が鳴く花屋に勤める冴えない店員シーモア(リック・モラリス)。珍しい植物を育てるのが趣味の彼は、皆既日食の日にある植物と出会いそれを買って育て始める。その植物を店先に置いた途端、なぜか店は大繁盛し、シーモアは一躍有名人に。だがその植物は実は食人植物だった........。
<コメント>
オリジナルは1960年に製作されたロジャー・コーマン監督の同名作品。ミュージカルとしても大ヒットした作品のリメイク版です。オリジナルの方は監督の演出炸裂でかなり毒気のあるブラック・コメディになっていますが、こちらは冒頭からソウルフルな音楽溢れるコメディ・テイストのミュージカル仕立て。
ストーリー自体は単純で、主人公がふとした拍子に手に入れた植物が実は食人植物だったというもの。しかしこの作品は、とにかく音楽が素晴らしい。ミュージカルだけにノリの良いアップ・テンポ物から落ち着いたバラードまでさまざまな曲が飛び出しますが、どれも良いです。
それもそのはず、音楽を担当したのはアラン・メンケンでした。彼はこの後『リトル・マーメイド』(1989)を始めとするディズニーの音楽を手掛け、大ヒットを連発、アカデミー賞も獲得します。
また大騒動を巻き起こす食人植物の”オードリー2”の声(この植物喋るんです)はモータウン・レコードの看板グループであるフォー・トップスのリードボーカルのレヴィ・スタッブスが演じており、これがまたとんでもなくソウルフル。最高です。
出演者は、リックモラリス(ホントこの人は転ぶだけで可笑しい)、スティーヴ・マーティン(”恐怖の歯医者”がハマり役)、ビル・マーレイ(マゾの患者役、『ゴーストバスターズ』(1984)ではリック・モラリスと共演)、ジェームズ・ベルーシ(故ジョン・ベルーシの弟)とひとクセもふたクセもある俳優が勢ぞろい。また演出のテンポも良く、最初から最後まで飽きずに楽しく見られました。
リメイク版のミュージカル仕立ても楽しいですが、オリジナルのなんともブラックな感覚のコメディタッチも捨てがたく、マゾの患者役を演じるジャック・ニコルソン等さらに強烈なキャラクターもいるので、ミュージカルにこだわらない方は、ぜひオリジナルもご覧になることをお勧めします。 |
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