No.450
タイトル
姉のいた夏、いない夏
(原題)
THE INVISIBLE CIRCUS
監督
アダム・ブルックス
脚本
アダム・ブルックス
キャスト
キャメロン・ディアス 、ジョーダナ・ブリュースター他
制作
2001年/アメリカ
ジャンル ドラマ
上映時間
93分
評価
★★

【 ストーリー 】
高校を卒業したばかりのフィービー(ジョーダナ・ブリュースター)は、サンフランシスコで母親ゲイル(ブライス・ダナー)と二人暮らし。彼女には、ヨーロッパに行ったきり、帰らぬ人となってしまった姉フェイス(キャメロン・ディアス)がいた。7年経った今も姉の謎の死を受け入れられないフィービーは、姉の足跡を辿るべくヨーロッパへ旅立つ決心をする ...。

【 コメント 】
『ブリジット・ジョーンズの日記』(2004)の脚本などで知られるアダム・ブルックス監督による作品。本作でも自ら脚本を手がけています。主演は『パラサイト』(1998)でデビューした美少女ジョーダナ・ブリュースター。姉のフェイス役にキャメロン・ディアスがキャスティングされています。

7年前にヨーロッパに旅行し、謎の自殺を遂げた姉、そして姉の幻影にとらわれ続ける妹。姉の死の原因を突き止めるべく、同じくヨーロッパに旅し、そこで起こる出来事を体験するうちに、姉という人間そのものを理解し、さらに自分をも理解していく、そんな少女が経験したひと夏の思い出を描いた物語。
やはり主演のジョーダナ・ブリュースターが非常に魅力的ですね。最初はあどけなさの残る少女なのですが、物語が進むにつれ大人の表情に変わっていきます。大人になるということは、いろんなことを理解すること。そして、その中には、自分が受け入れがたいこともあります。それをあえて受け入れるとき、そこから先は別の世界が待ち受けているのではないでしょうか。姉の恋人役、クリストファー・エクルストンもいいですね。長髪とそうでないときの差が激しく、もっとエキセントリックな俳優さんだと、コメディになってしまうかも(笑)。なんとかリアリティ保っています。
ただ...やっぱりキャメロン・ディアスがミスキャストかなと...。さらに、とある人間の消失から始まる映画は結構たくさんありますが、やはり残された人間の心象がどういう風に表現されるかで良し悪しが決まります。本作は、残念ながら全体的に良くも悪くも軽さが否めません。ちょっとネタバレですが、ひょっとしたら元恋人が姉を殺したと言うどんでん返しでもあるのかと期待してしまいました。
それでも、空の青や、木の葉の緑など、ヨーロッパの風景が非常に色鮮やかな映像で表現されていて好印象。一人の少女の成長の物語に、サスペンス要素が絡み合って、一風変わったロードムービーになっています。

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