No.368
タイトル
イベント・ホライゾン
(原題)
EVENT HORIZON
監督
ポール・アンダーソン
脚本
フィリップ・アイズナー
キャスト
ローレンス・フィッシュバーン、サム・ニール他
制作
1997年/アメリカ
ジャンル SFドラマ
上映時間
96分
評価
★★

【 ストーリー 】
時は西暦2047年。その7年前、深宇宙探査船イベント・ホライゾン号が、跡形も無く消息を絶つ。そして今、イベント・ホライゾン号からの信号が検波され、アメリカ合衆国宇宙部隊が行動を起こした。彼らの使命は、先端技術の申し子であるイベント・ホライゾン号の発見と回収だったが.....。

【 コメント 】
時は西暦2047年。その7年前、深宇宙探査船イベント・ホライゾン号が、跡形も無く消息を絶つ。そして今、イベント・ホライゾン号からの信号が検波され、アメリカ合衆国宇宙部隊が行動を起こした。彼らの使命は、先端技術の申し子であるイベント・ホライゾン号の発見と回収だったが.....。

<コメント>
7年間も消息不明となっていた”幽霊船”とも言える宇宙船を舞台に、モンスターやロボット相手ではない人間の心理をモチーフとした”恐怖”を描いたSF+ホラー作品。監督は『モータル・コンバット』(1995)、『バイオハザード』(2001)などを手がけた、独特の映像センスを持つポール・アンダーソン。

ローレンス・フィッシュバーンやサム・ニールというベテラン俳優のキャスティングもうまく、監督のエンターテイメント過ぎない演出も効いていて、通常のSFもしくはホラーものとは一線を画す仕上がりになっています。ど派手な演出や映像、仕掛けなどはありませんが、個別の場面での緊張感はなかなかのもの。最初から最後までだれることなく観ることができると思います。
とは言うものの...。やはり、今まで製作された数々のSF映画『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』などを思いっきり彷彿させる映像やシチュエーションの連続にはがっかり。終盤、ファンタジー・ホラーのヒット作『ヘルレイザー』なんかがプラスされてきたあたりから、何とも言えない違和感が。他にも「あの映画のあの場面かなー」なんてシーンがちらほら。生まれて初めて映画をご覧になる方ならいざ知らず、洋画好きの方は「あれっ」と思われるでしょう。それでも、それはそれとして楽しめれば良いのかもしれませんが、やはり、いろんな映画のおいしいとこ取りでとんでもない面白い映画になっているかというと、結果的にどの作品にも至らない印象。当然ですけどね...。
これホントに何も知らずに作っているとしたら★ひとつ(というかダメでしょ)。過去作品へのオマージュやらレスペクトを確信犯的に含んだB級作品としては★3つという感じでしょうか。全体的な雰囲気としては悪くないのですが、思わせぶりなストーリー展開の割りに、後半はホラー色に覆われてしまった(サム・ニールの熱演は必見)感があるので個人的にはその間の★2つとさせていただきました。

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