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No.278 |
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タイトル
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モノクロームの夜 |
(原題)
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DREAM FOR AN INSOMNIAC |
監督
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ティファニー・デバートロ |
脚本
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ティファニー・デバートロ |
キャスト
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アイオン・スカイ、ジェニファー・アニストン他 |
制作
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1997年/アメリカ |
ジャンル |
恋愛ドラマ |
上映時間
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87分 |
評価
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★★ |
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<ストーリー>
おじさんのカフェでウェイトレスとして働くフランキー(アイオン・スカイ)は女優の卵。不眠症に悩む彼女は”理想の王子さま”と出会うことを夢見ている。そんな彼女の前に”理想の王子さま”が現れるが、彼にはすでにガールフレンドが。それでも彼女は、自分の気持ちに正直に彼に果敢にアタックする.....。
<コメント>
長編映画はこれ一本というキャリアのティファニー・デバートロ監督作品。脚本も手がけています。主人公は『リバース・エッジ』(1986)、『セイ・エニシング』(1989)のアイオン・スカイ。まだまだ夢見る少女の主人公フランキーが”運命の彼”と思った男性にはすでにガールフレンドが。しかし彼女はあきらめるどころか積極的に自分の気持ちを彼にぶつけます。そんな一途な女の子の恋の行方は?というのがストーリー。
フランキーを演じるアイオン・スカイもかわいいですが、個人的にはその親友アリソンを演じるジェニファー・アニストン(アメリカのTVシリーズ『フレンズ』でブレイク。ブラッド・ピットと結婚して話題になりました。結局離婚してしまいましたが...)が好きです。本作でもメガネをかけた彼女は本当にキュートです。作中この二人の女性の関係がすっきりしていて、全体に軽さを持たせているところが好感が持てました。しかしながら、彼女たち以外の登場人物の存在感が薄いところがちょっと残念。名優シーモア・カッセルだけが唯一いぶし銀のオーラを放っていましたが、それでも息子とのエピソードは薄っぺらく、感動には程遠い結果に...。これも残念。それにしてもやっぱりモノクロームの映像でのカッセルはすごい(いや、カラーでもすごいですが)。
ストーリー的には主役の二人が愛を育んでいく過程がかなり”文系”寄りで、哲学者の言葉や歌詞等を引用する場面も多く、特に日本人にはあまり合わないかも、という印象を受けました。日本で未公開というのも頷けます。フランキーのちょっと高飛車な態度も鼻につく感じがしました(これは私が男だからかも知れませんが)。登場人物の人間関係や話の展開としてもさほど驚くものはなく、フランキーが割って入る二人の男女の関係の結末も「それでいいの?」という感じで消化不足。それでも、というかだからこそなのかもしれませんが、全体の雰囲気としては軽くさわやかに仕上がっています。アメリカお得意の青春連続テレビドラマの映画版という感じで気楽に見る分にはあり、だと思います。 |
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