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No.238 |
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タイトル
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フェイス・イン・ラブ |
(原題)
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DISAPPEARING ACTS |
監督
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ジーナ・プリンス=バイスウッド |
脚本
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リサ・ジョーンズ |
キャスト
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ウェズリー・スナイプス、サナ・レイサン、レジーナ・ホール他 |
制作
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2000年/アメリカ |
ジャンル |
恋愛ドラマ |
上映時間
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116分 |
評価
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★★ |
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<ストーリー>
NYのマンハッタンで音楽教師をしながら、シンガー・ソングライターとしての成功を夢見るゾラ(サナ・レイサン)。新しいフラットへ引越しの日、彼女はフランクリン(ウェズリー・スナイプス)という一人の作業員と出会う。彼はゾラの部屋の床を塗り替えるために働いていたのだ。彼らは一目で惹かれあい、激しく求め合って結ばれるが.....。
<コメント>
テリー・マクミラン原作、『ニュー・ジャック・シティ』(1991) のウェズリー・スナイプス主演・製作総指揮の恋愛ドラマ。ふとしたことから知り合った男と女。それぞれに夢を持つ二人はすぐに惹かれあい恋に落ちますが、お互いに夢があるがゆえに経済的な問題が現実としてのしかかってきます。そんなすれ違いの中でもポジティブに幸せをつかもうとする恋人たちの物語。
黒人女性たちの生活や価値観が中心に描かれている恋愛ドラマという意味では、同じくテリー・マクミラン原作でホイットニー・ヒューストンが主演した『ため息つかせて』(1995) を彷彿させる内容です。近年、吸血鬼ハンター役の『ブレイド』シリーズが好調なウェズリー・スナイプスは、アクションものが得意というイメージがありますが、スパイク・リー監督の『ジャングル・フィーバー』(1991)でもなかなか繊細な演技を見せていました。ただ、同作は人種問題をテーマにした切れ味の鋭い作品だったのに対し、本作はそういう要素は良くも悪くも薄め。ということで、スナイプスの印象もおとなしい感じ。登場する女たちがとにかく男を信用しないとか、頭の悪い男が頭の良い(もしくは実力のある)女に劣等感を抱くとか、全体的にもよくあるノリ。男がいずれ恋人に暴力を振るうのではないだろうかと心配したのですが、基本的に甘いドラマだったようです。
理想と現実の狭間で揺れる、というほどのキツさはありませんが、男女のすれ違いはそれなりに伝わってくるし、逆に言うとあまり深く考えずに安心して見られる作品と言えるかも。主役の女性が歌手を目指しているという設定もあってか、音楽が多用されていますが、効果的というよりちょっと頼りすぎな感じ。途中、1999年にグラミー賞を総ナメにした世界の歌姫、ローリン・ヒルのことが台詞に出てきますが、女性役がローリン・ヒルだったら星の数は2つ追加だったかも。
ちなみにプロデューサー(っていうのかな?)役でトライブ・コールド・クエストのQ-Tipが出演しています。ヒップ・ホップファンは一見の価値あり。 |
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