D-Movie(No.330)
タイトル
フライングハイ
(原題)
AIRPLANE!
監督
ジム・エイブラハムズ他
脚本
ジム・エイブラハムズ他
キャスト
ロバート・ヘイズ、ロイド・ブリッジス他
制作
1980年/アメリカ
ジャンル コメディ
上映時間
88分
評価
★★★
<ストーリー>
元戦闘機パイロットのテッド・ストライカー(ロバート・ヘイズ)。彼は恋人イレイン(ジュリー・ハガティ)との仲を修復するために、彼女がスチュワーデスを務めるシカゴ行きの飛行機に乗る。しかし、その機内で食中毒が発生、操縦士、副操縦士ともに倒れてしまい、テッドが代わって操縦することになるが.....。

<コメント>
登場人物がとんでもないおバカなことをまじめな顔で真剣に演じる。過去の映画の名場面を面白おかしくパロディーにする。コメディ俳優レスリー・ニールセンの『裸の銃(ガン)を持つ男』(1988)シリーズや『トップ・ガン』をおちょくったチャーリー・シーンの『ホットショット』(1991)、全7作まで作られた『ポリス・アカデミー』シリーズなどなど、アメリカ映画では毎年何本か作られるパターンの作品です。最近では『スクリーム』(1996)などのホラー映画をパロディにした『最終絶叫計画』(2000)のヒットが記憶に新しいですね。
日本人が見るとよくわからない部分も多かったり、ほとんどのギャグが大笑いするほどのものではなかったりするのですが、とにかくジェットコースター式におバカな場面が連続するので、息抜きにはピッタリ。

本作の監督はジム・エイブラハムズとデヴィッド&ジェリー・ザッカー兄弟。ZAZトリオとして、おバカ映画の古典とも言える『ケンタッキー・フライド・ムービー』(1977)から、本作や前述の『裸の銃(ガン)を持つ男』シリーズや『ホットショット』など、さまざまな作品を世に送り出してきました。その中でも本作は80年代を代表する作品と言えるのではないでしょうか。飛行機の頭部が結び目のように絡まっているポップなポスターも当時は結構インパクトがありました。ギャグにしても脚本にしても、80年の作品ということで手抜きをせずにちゃんと(?)作っている感じがします。若干差別的な表現が含まれているのも、笑い飛ばして見るのが正解。アメリカにとどまらずいろんな国を茶化しているあたり意外と幅広さを感じます。日本人らしき人物も何度か登場します。レスリー・ニールセンも医者役で出演していますが、やっぱりいい味出してますね。
2年後には同じキャスティングで続編『フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅』(1982)が作られましたが、ZAZトリオは不参加。その分面白さも後退してしまいました。一応続きものではありますので、ご興味のある方はどうぞ。

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