D-Movie(No.469)
タイトル
28DAYS(デイズ)
(原題)
28DAYS
監督
ベティ・トーマス
脚本
スザンナ・グラント
キャスト
サンドラ・ブロック、スティーヴ・ブシェミ他
制作
2000年/アメリカ
ジャンル ドラマ
上映時間
104分
評価
★★

【 ストーリー 】
お酒好きで破天荒な女性グエン(サンドラ・ブロック)。姉の結婚式の前日に彼氏と飲みまくり、当日も遅れていく始末。さらに結婚式を台無しにしたあげく、飲酒運転で事故を起こしてしまう。とうとう更正施設に入れられ、28日間の禁酒をさせられるが、そこでも周りになじめなかったり、規則を破ったり、さまざまなトラブルを起こしてしまう...。

【 コメント 】
隣のお姉さん的親しみ易さにあふれたハリウッドスター、サンドラ・ブロック主演のドラマ。自由奔放(というよりここまでくるとハチャメチャですが)に生きてきた女の子が、お酒や薬物中毒から更正するための施設に入れられ、周りの人たちとのトラブルや家族との軋轢を乗り越えながら、普通の生活を手に入れるまでを描いた作品。

監督は『ドクター・ドリトル』(1998)の監督や『チャーリーズ・エンジェル』(2000)の製作総指揮を担当したベティ・トーマス。テレビドラマに出演していた俳優さんらしいです。彼が手がけた劇場公開作13作のうち、7作が日本で未公開。実際、作品もテレビシリーズのノリのものが多く、悪く言えばスケールも小さいし、深みも無いんですが、良く言えばめゃくちゃな悪人は出てきませんし、主人公は最終的に幸せになります。そういう意味では安心して見られるかも。
脚本を手がけたスザンナ・グラントは『エリン・ブロコビッチ』(2000)や『イン・ハー・シューズ』(2005)などの脚本も手がけた人で、ストーリー自体は悪くないと思うんですが、ちょっと監督の演出が野暮ったいところがあるかもしれません。全体的にドキュメンタリー・タッチを避けたのは正解だと思いますが、作中、出演者がカメラに向かって自分のことについて告白するエピソードがいくつかありますが、さほどリアリティアップに貢献しているとも思えず中途半端。
こういうシチュエーションの物語では、主人公の更正に大きな役割を果たしたり、物語そのものに厚みを出したりする周辺人物が必要だと思うのですが、本作では、残念ながらそこまで魅力的なキャラクターが見当たりません。個性”顔”派のスティーブ・ブシェミに期待したんですが、まさかの医師役。絶対患者役だと思ったんですが(笑)。
それでも、施設を卒業する人をみんなで温かく送る様子、グエンが姉と本音で話し合う場面など、人が成長していく物語としてちゃんと感動できる場面はあり、軽さを生かしつつそつなくまとめたという感じです。

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