仕事もプライベートも冴えない青年ウェスリー。そんな彼の前にある日、ウェスリーの亡き父は凄腕の暗殺者だったと語る謎の美女フォックスが現われる。そしてその直後から、ウェスリーは何も事情が飲み込めぬまま激しい銃撃戦に巻き込まれる。フォックスに守られながら急場を切り抜けた彼は、ある集団のもとへと案内される。彼らは“フラタニティ”という秘密の暗殺組織で、その一員だったウェスリーの父は敵に殺されてしまったのだという。さらに自分が暗殺者の素質を持ち組織の王位継承者でもあると知らされたウェスリーは、父の復讐を誓い、その宿命を受け入れるが...という物語。
マーク・ミラー&J・G・ジョーンズによる人気グラフィック・ノベルを『ナイト・ウォッチ』(2004)を大ヒットさせたティムール・ベクマンベトフ監督が映像化。平凡な人生を歩む青年が突然暗殺組織の抗争に巻き込まれる物語。当時の作品としてはCGのクオリティが高く、映像的には引き込まれるものがあります。ただ、ストーリー展開やアクションシーンがツッコミどころ満載で”盛り”まくっているので、好き嫌いはわかれるかも。個人的にはジェームズ・マカヴォイの演技力の無駄遣い感がちょっと残念..。アクションそのものは普通に楽しめます。
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