D-Movie(No.663)

・邦題:『おじさんに気をつけろ!』
・原題:『UNCLE BUCK』
・監督:ジョン・ヒューズ
・脚本:ジョン・ヒューズ
・キャスト:ジョン・キャンディ、ジーン・ルイザ・ケリー他
・制作:1989年/アメリカ
・ジャンル:コメディ
・上映時間:99分
・評価:★★★


【 コメント 】
多くの青春映画やコメディ映画をプロデュースしたことで知られるジョン・ヒューズ監督作品。主役を演じるのは、『クール・ランニング』(1993)、『ホーム・アローン』(1990)などで活躍したジョン・キャンディ。残念ながら、二人ともまだまだこれからを期待されていたにも関わらず、病気で亡くなってしまいました。

わんぱくざかりの小さな子供たちマイルズとメイジー、そして思春期を迎え難しい年頃の娘ティアとともに幸せに暮らすラッセル一家。お祖父さんの急病で家を空けざるを得なくなった両親が留守番を頼んだのは、40歳独身で巨漢のバックおじさん。彼は親族の間でも評判の変わり者。両親は不安なまま出かけるが、ボロボロの自家用車でガンガン走り、大胆な料理を作るおじさんにマイルズもメイジーも大喜び。ただティアだけは、何かとうるさいおじさんとそりが合わず、反抗した態度ばかり取っているが...という物語。

突然家にやってきた巨漢で怪しいおじさんが巻き起こす大騒動。ちょっと変わったおじさんの突発的な行動に翻弄されていた子供たちも、やがて彼の楽しさや人間性に触れ、最後はホロッとさせる結末が待っている人情派コメディ・ドラマ。ただ、”おじさんに気をつけろ!”という邦題の割には、おじさんの傍若無人ぶりは、若干おとなしめ。大爆笑できるところもあまり見つけられませんでした。ただ、個人的にはあまりやりすぎているものより、これぐらいがドタバタぶりがちょうどいい感じです。周りの登場人物がおじさんに感化されるだけでなく、おじさんもまた子供たちの導きによって成長するところがよく出来ていると思います。ティア役のジーン・ルイザ・ケリーもいい味出しています。日本未公開なのがもったいない。

ちなみに、まだまだかわいい子供役のマコーレー・カルキンは、本作の演技が認められ、翌年、ジョン・ヒューズが製作に関わった『ホーム・アローン』(1990)に大抜擢。映画は大ヒットし一躍スターの仲間入りを果たしました。

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