D-Movie(No.566)

・邦題:『タイムライン』
・原題:『TIMELINE』
・監督:リチャード・ドナー
・脚本:ジェフ・マグワイア他
・キャスト:ポール・ウォーカー、フランシス・オコナー他
・制作:2003年/アメリカ
・ジャンル:アドベンチャー
・上映時間:116分
・評価:★★★


【 コメント 】
『ライジング・サン』(1993)や『ジュラシック・パーク』(1993)など、映画化された作品も多いベストセラー作家マイケル・クライトン原作のSFアドベンチャー作品。監督は『オーメン』(1976)や『スーパーマン』(1978)など数々の名作を手がけたリチャード・ドナー。

ニューメキシコで不可解な死を遂げた男。身なりは中世の衣装。死因は身体の骨や肉の”ズレ”。さらにその男はとあるハイテク企業の写真だった。一方、フランス南西部の中世遺跡発掘現場では、現場を仕切る教授と連絡が取れなくなり、教授の文字で「助けて」と書かれた羊皮紙が発見される...。発掘を支援していたのはそのハイテク企業で、教授はタイムマシンによって中世にタイムトリップしていた。教授の息子と研究仲間たちは、教授を救うべく、過去に旅立つ...という物語。
基本的に舞台となる”過去”は14世紀のフランスで、英仏百年戦争真っ只中という設定。また、その戦争の経緯と結果が深くストーリーに関わるため、百年戦争の背景を知っているかどうかが、本作を楽しめるかどうかに影響すると思われます(もちろん知らなくてもOKです)。また、主演で教授の息子を演じるのは『ワイルドスピード』シリーズのポール・ウォーカーで、その相手役がフランシス・オコナーなんですが、最初こそこの二人が中心であるものの、後半から最後まで物語の鍵となるのはジェラルド・バトラー演じるアンドレ・マレクとなります。最初にしっかり伏線が張られていますので、最初からこのマレクを主人公としたSF恋愛物語としてみるのが正解かもしれません。

タイムトリップの理論については簡単に触れる程度ですし、仲間が簡単に死ぬ場面もあれば、逆になぜか死なない場面も(笑)。ただ、現在と過去のそれぞれで発生するトラブルや人間関係など、ハラハラドキドキする要素は満載ですし、CGを使っていないクライマックスの戦闘シーンは非常に迫力があり、タイムトリップものとしてはしっかり楽しめる内容だと思います。

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