1964年のアメリカ・ペンシルベニア州の小さな町、エリー。陸軍を除隊したガイは、ジャズが好きでドラムを叩いている時が幸せだった。ある時、仲の良い知り合いからケガをしたドラマーの代役を頼まれ、州立大学のコンテストに出場し、優勝する。バンドは町のライヴハウスでも演奏し、人気者に。自信をつけたバンドはレコードを自主製作するが、それも好評で、レコード会社のミスター・ホワイトに見込まれる。プロデビューしたバンドは、レコードもヒットチャートをにぎわすようになる。さらに“ザット・シング・ユー・ドゥ”が大ヒット。一躍人気スターとなるが...という物語。
ハリウッドを代表する大スター、トム・ハンクスの映画初監督作品。監督のみならず、脚本も手がけ、出演もしています。ロックに青春を捧げ、成功の階段を駆け上った若者たちの姿を描いたドラマ。この手の映画にありがちな、メンバー間の内紛や挫折などは控えめ。あくまでもロック+青春を輝かしく描いています。使用されている音楽はすべてオリジナルとのことで、もろビートルズやビーチボーイズなどを連想させるサウンドですが、好きな方にはたまらない出来。ヒロイン役のリブ・タイラーの初々しい感じや、まだブレイク前のシャーリズ・セロンの出演など、いろいろと楽しめる作品になっています。
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